<どこかに春は無いかしら?>
鉢を見て回わりましたが、花はみんな凍えて寒そうでした。
<この寒さが跳躍の屈みの部分なのよね。暖かくなればみんな一斉に咲き出すわ。我慢よね>
カクレミノから射す光がそれでも優しかった。
花かんざしが小さく笑い掛ける。
<ガンバラナクッチャ>
久方ぶりにそうしていると、近所の奥様方と輪が出来ました。
「○さんどうしたの?熱の華が出来ている」
「そうなんですよ。何て名前ですか?ショロウバナ?」
「ハハハハ」
明るい声が飛び交います。
「そう。やぁ~ね。全てに抵抗力が落ちるのよ」
「無理しちゃダメヨ」
花談義、世相談義、これから入る老人ホームの話。色んな話が飛び交って、近近ランチに行きましょう。と言うことで解散しました。
春はありました。
会話はいつも楽しい。
女の話は面白い。
だって満開のオシャべリバナですもの。
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