

真夏に休止していたものがこの時期になって命を燃やし始めました。
愛しいものを愛する事がどんなに幸せなことなのか「幸せになるために生まれてきた」と歌い上げるまさしさんの歌が、嬉しい湿りを(笑)もたらしてくれるのです。
この歳になって分かる事、生きる事の喜こび、たくさんの試練にさえ意味があったのだと、峠の道に優しい光を感じるのでした。
「○ちゃん、どっか行こう!」 Jのノック無しの来室に思わず我に返り、私はパソコンを閉めますが、一体どこへ行くと言うのでしょう・・・

車で走ればわずかな時間で三宮に出ます。
Jの食のアンテナは敏感で、ここに「土佐清水のかつお」を提供する店があると言うのです。


藁(わら)であぶるたたきですが、安価な値段で豪快なかみごたえを楽しめました。
Jは高校生の頃、自転車で四国一周のひとり旅をしました。
勿論、土佐清水の半島にも立ち寄り、ここの情景も分かるようです。
東北と北陸以外は、本当にあちこちの町や食べ物をよく知っています。
元営業マンのプロファイルと言ったところでしょうか?
留守を守るわたくしは、ただ想像するだけですが、心の峠に明かりが見え出した今、自身の旅路にふと安堵する心境です。

ランキングに参加しています