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バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

桃馬車に乗って

2011年08月29日 | 記事日記
 Jは左党で、長い結婚生活で、彼の特別好きな果物を気にする意識はわたくしの中にはありませんでした。

先日頂いた桃が想像以上の美味しさだったので、私が二個共頂いてしまいました。

「Jさん。今日Oさんから桃を頂いたの。美味しかったわぁ。あなたのは無いけれど、御礼を言ってね」

「何で!前のTさんの桃も君が食べてしまって、僕はお礼だけ言ったんだよ。どうして!どうしてそんな事をするの」

「Jさん。桃が好きなの?」

「僕はこの世で、桃が一番好きなんだ!」

「・・・」


言いたい事はあるけれど <それは私が悪かったわ>


「Jさん。桃のケーキ食べない?人気商品だから早く行かないと無くなるの」

「行くよ!もう開いてる?」

開店二分前に到着して、私のお気に入りの桃のケーキをゲットして来ました。

 

M先輩からこれはコンポートという作りなのだと教えて頂きました。

二人で暫く見つめていました。

「Jさん。これかぶりつかない?それが一番美味しい食べ方のように思うのだけれど」

「そうだね。そうしよう」

ものを知らない二人は、大きな桃を手に取って、エイッと同時にかぶりつきました。

わぁ。美味しい!

わたくしは二度目ですが前より美味しい。

かぶりついたのが良かったのだわ。桃そのものの果汁が、口の中を回転し始めました。

ダイナミックよね。

「う~ん。美味しい。行けるよね○ちゃん」

Jは本当に桃好きなのだ。もっとはっきり言っていれば、可哀相なことはしなかったのに。

後牛乳をごくりと飲んで終了しました。

フォークで、ティーでなかったけれど、Jにはこれがお似合いだわ。

二人っきりで、遠慮がなくて、素のままが心地よいコンポードシンドロームの惜しまれる夏。


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