to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

サイレント・プア 第3回

2014-04-24 21:10:41 | TV dorama

サイレント・プア――「声なき貧困」、あるいは「見えない貧しさ」。
現代における貧困は単なる経済的貧しさを意味しない、地域における孤独や弧立こそ、新しい今の時代の貧しさなのだという、取材を通じた現実を基に、
真の豊かさとは何かを問うドラマ。

ドラマ10 『サイレント・プア』毎週火曜 午後10時00分~10時48分
作者 相良敦子
演出 伊勢田雅也/清水拓哉/長谷知記
音楽 佐橋俊彦
主題歌 Hold Your Hand/Perfume
出演 深田恭子/北村有起哉/桜庭ななみ/坂井真紀/大地康雄/結城しのぶ/市毛良枝/米倉斉加年

【第3回】最後の幸せ
ホームレスの木下が家賃滞納で追い出された元の住居へ不法侵入。涼(深田恭子)は具合の悪そうな木下に、生活保護を受けて病院へ行くよう説得するが応じない。だが木下は公園で吐血し、余命わずかと判明。木下は優秀な左官だったが、けががきっかけで社会から落ちこぼれ、唯一の肉親の妹・和歌子ともあえて縁を絶っていた。涼は、木下が和歌子の昔の手紙を取りに不法侵入したことを知る。

今回も、社会の強者と弱者の構図をみせつつ、
ちょっとした歯車の違いから、ホームレスに転落していった男と、
育った場所は違っても、こうして知り合ったご近所さんなのだからというスタンスで
木下が求めなくても、声を掛け続け、引き寄せようとする涼の姿から、、
一人一人の胸の内にある物語に迫っていきました。。

図書館に座って本を読む木下に、心配からなのだけど頭ごなしの口調になったまなかちゃん。
アレは野次馬の好奇の目を引き、木下でなくても素直になれないところ。

公園の若者といい、図書館の野次馬といい、、
本来は彼らに「迷惑だから出ていけ」と言える筋合いはないのに、
自分たちは環境を買ったのだから、という言い分が正当だと云わんばかり。
動物の本能を感じる、テリトリーから弱者は排除される、の構図―…と、その時、
懸命に踏ん張っていた木下がプツンと切れて――吐血。ケンカの仲裁に入った課長も怪我をし、、


これまでの人生で手に入れてきた全てを失った現在でも、
兄妹二人で頑張って生きてきた。嬉しいことに、妹は今幸せを手に入れている。
病気になった自分の為にそれだけは壊したくない。
どうせ長くはないのだから、元気なお兄ちゃんの姿を覚えていて欲しい、、木下の願い。

落ちぶれた惨めな姿を見せたくない――兄としての、その想いを汲んで、、
兄の最後の誇りを守ることにした妹と涼の出した結論.....。
和歌子と涼は言葉もなく頷きあうのでしたが、、聴こえてきましたよ。
お願いします)という和歌子に(お任せください)と言う涼の心の声が。


会えるのに、、、敢えて会わない兄妹の心は汲んでも、
会いたくてももう会えない自分。。涼の気持ちは複雑なのですよね.....

こうした今回のケースでも、最終的な支援は「就労支援」だと、本日のラストでも感じました。

あ、あと・・・役所にホームレスの退去をねじこんできた自治会長の北村総一朗さんは
恭子ちゃんとニノの「南くんの恋人」でちよみのお爺ちゃんでしたね~。
久しぶりの共演なのに絡みがなくて残念でした。
さて、来週は、さまざまな人生を生きてきた母の姿が、認知症と絡めて語られるようです。

この第3話の再放送は、4月28日(月)深夜1:25~ (25日am1:25~)

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