日本テレビ系 毎週土曜21:00-21:54
原作:ジョージ秋山ほか
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎、狩山俊輔
主題歌 かりゆし58「さよなら」
出演:松山ケンイチ/ミムラ/宮川大輔/木南晴夏/石橋杏奈/光石研/りょう/椎名桔平ほか
第7話 命の値段も結局金ズラか…
加奈江(宮本裕子)に対する傷害の容疑で、逮捕された風太郎(松山ケンイチ)。 風太郎をやっとの想いで捕らえることに成功した荻野(宮川大輔)は、風太郎を厳しく追及する。
取調室では一言も発せず、茫然自失の風太郎は憔悴しきって牢獄に倒れこむ。
その時、ある記憶が甦る。
それは、初めて殺人を犯した幼いころ街へ逃げ込んだ日の記憶。
一人の老人(品川徹)との出会いであった―――。
風太郎は人生を捨てている。怖いものなんか無いのだ。
それは、何時からだったのだろう・・・
銭ズラ――銭のためなら何でもするズラ、と言ったあの夜からか?
しかし、あの雨の夜には続きがあったのだ―。
世の中から見捨てられたような生活をする老人に救われ、金を得るために地道に鉄くずを集め、
金の無い生活にも安らぎを与えてくれた善意の人だと思っていた少年は、ここでも裏切られていた―。
留置所の静寂の中で、風太郎はほえる。どうせ地獄までの片道切符しか持ってないんだ。
世の中大事なのは金だと―証明してみせる!
誰もが感じていたように、ヤクソク通り、荻野の妻をつきおとしたと自首してきた伊豆屋の兄ちゃん。
この仕込によって、幸か不幸か、、荻野刑事も妻の命のために風太郎の思惑通り、彼に頭を下げることになり・・だがしかし、
これを、彼を、お金に負けたとしていいのだろうか・・・
しかし何より今週、視聴者を引き付けたのは、きっと最初から風太郎の味方だった
茜とのシーンだったのではないだろうか・・
おそらく全てを感じ取っていながら、彼女は風太郎のことを愛していたのだ。
それが解ったとしても、
風太郎には地獄行きの片道切符しかないのだから、、ああ言うしかないだろう。
窓に向かう風太郎の横顔は、私にはそう言っているようにみえました。
ああ・・・それなのに、です。
10億にもたれながら、ゴロゴロと町をうろつき、
恐ろしくでかいジュラルミンのケースからコンビニでお金を払う桔平父さん、
底抜けに明るい・・・・・・風太郎の少年期の父さんとは別人のようですが、
彼とて、お金の使い道も解らない。もっと言えば、人生の道もわからない。
彼もこの先どう関わっていくんでしょうか。
後2回、見逃せないですね!