サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

247651 人工地震(仮説)~HAARPとケムトレイル

2011年03月21日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
247651 人工地震(仮説)~HAARPとケムトレイル
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/21 PM08
『「仮説」も含めて情報提供をお願いします。』(国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
 ~前略~

この3日間、東海地方で妙に化学的な雲(ケミカルトレイル)を散布している飛行機が頻繁に見られるらしい。

 ~中略~

また、今回地震のあった地域ではなぜか地震より前にまったく携帯がつながらなくなったり電波が異常に悪くなったりコンピュータの無線LANがつながらなくなったりGPSがまったくおかしくなってしまったりすることがあったと思われる。

その場合ももとはといえば電離層という通常電波をつかう
ところがHAARPによって占領されてしまいおかしくなってしまうということが「仮説」としてあげられる。

<ケミカルトレイルとは何か>

よくこの雲は地震の前に見られるため地震雲とも呼ばれる。

「化学物質を飛行機を使って散布する行為」
および
「化学物質を飛行機で散布した後にできる、飛行機雲に似た雲のこと」をケミカルトレイルという。
ケミカル=化学的な トレイルとは、「跡」という意味である。

 ~中略~

これを略して ケムトレイルという。

ケミカルトレイル(化学物質を飛行機で散布した後にできる、飛行機雲に似た雲のこと)

これに対して、普通の飛行機雲のことをコントレイルcontrailという。
コンデンセーション トレイルの略でコントレイルという。condensation trail
コンデンセーションとは凝縮されたもの、圧縮されたものという意味。

エンジン排気中の水蒸気が主因であるものであるため、飛行した後にすぐに消える。

一方、ケミカルトレイルのほうはずっと残っている。

このケミカルトレイル(化学物質を散布した後にできる変な飛行機雲)と従来の飛行機雲と見分けられるようになることが必要である。

 ~中略~

ちなみにこのケミカルトレイルと呼ばれる化学的な物質を散布する後にできる変な飛行機雲はよく地震の前に見られるため「地震雲」とも呼ばれている。

なぜ地震が起こる前にこの雲が多く見られるかというと化学的な微量物質を散布することで空気をイオン化する。

つまりHAARP(ハープ)は上空の電離層というイオン化した領域をつかってエネルギーを送るらしいが

※電離とは、分子状態にあるものから電子が離れやすくなることで電気状態を帯びること

その終着点ではケムトレイルをまいて電離層より下の空気層も電離層と同じくイオン化して
(電離層下部におなじく電離層を人為的に作り出して)
HAARPエネルギーを目的地に届けるのかもしれない。

今回の地震はこの仮説を読めばわかるだろう。

 ~後略~
----------------------------------------------------------------
 

247650 いますぐにできること

2011年03月21日 | 縄文体質を有する「日本人」の可能性を探る
247650 いますぐにできること
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/21 PM08
『いますぐにできること』(脱原発の日)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
1)節電
PC、TVを短時間に、情報はラジオで。
電車乗らない、電気証明少なく。
暖房はガス中心に。(長い目で見れば天然ガスについての考察もし
なきゃだが)

2)石油の節約
自動車乗らない、発電機使わない、化粧しない。

3)情報網の保持
あんま、やたら携帯かけない。
根拠の弱いこと言わない、書かない。

4)仲良くする
なるべく大人数で一緒にいて、
情報の共有、特技の集積、励まし合い、節エネルギーにつとめる。
そして愛し合う。

5)祈る
願う、悼む、望む、讃える、想う。

6)注意すべきこと
ほとんどのロウソクは石油製品。
冷凍食品は電気エネルギーで冷凍している。
生鮮食品は石油エネルギーで運ばれている。
ほとんどの移動手段は化石エネルギーか原子エネルギー消費。
ほとんどの照明器具は化石エネルギーか原子エネルギー消費。
電池も石炭も墨さえも、元は同じ消耗エネルギー使った大量生産なんで、
いつもそれを忘れない。

7)大事な事
いつも一億三千万人の日本人、
そして69億人の世界人口で考える事。
選民思想的にならないこと。

8)リアルであること
全ての人が自給自足農家で練炭火鉢生活は理想だが、
それだと救急車、消防車、救助のヘリ、な~んも来ないし、
被災地への物資調達、事故の危機回避行動の全て出来ないから!

9)感謝
すべてを理解しようと務め、全てから学び、
すべてに感謝する。
----------------------------------------------------------------
 

247609 東北地方太平洋沖地震における震源地がプレート付近で発生していることがわかるムービー

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247609 東北地方太平洋沖地震における震源地がプレート付近で発生していることがわかりやすくまとまったムービー
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/21 AM00 【印刷用へ
『東北地方太平洋沖地震における震源地がプレート付近で発生していることがわかりやすくまとまったムービー』(Gigazine)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震から今日で1週間がたちましたが、この一週間に起こった地震の震源地を順番にまとめたムービーが公開されました。

50秒ほどの間に次々と移り変わる震源地の様子を見ていると、主に北米プレートを中心に地震が発生しているのがわかります。

震源地の推移は以下から。

YouTube - 【東日本大地震】一週間の震源地の推移 /Earthquake in Japan 2011.03.10-03.17
リンク

3月11日15時01分。震度7クラスの地震が北米プレートで発生しました。なお、黄色の線は北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの境界を表しています。また、南側にある赤い線は中央構造線です。

3月11日20時22分には震度3ほどの地震がプレート同士の境界線に近い場所で起きています。

3月12日4時35分、北米プレートとユーラシアプレートの境界付近のいわゆるフォッサマグナで震度4の地震が発生。

3月15日22時40分。中央構造線と北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの交わる辺りで震度6クラスの地震が起きました。この場所もフォッサマグナに相当します。

3月17日21時39分にはプレート同士の境界付近で震度3ほどの地震が発生しています。

こうして震源地の推移を見ると「東北地方太平洋沖地震」とその余震、ないし誘発地震が北米プレートとその周辺プレートの境界付近やフォッサマグナの辺りで発生していることがわかります。この近辺では今後も強い余震の発生があることが考えられるので、近隣に住んでいる人は地震に備えておいた方がよいかもしれません。
----------------------------------------------------------------
 

247605 被曝放射線量と急性・慢性の障害③

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247605 被曝放射線量と急性・慢性の障害③
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM11 【印刷用へ
247603の続きです。
『3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
■2.以上を予備知識として以下を見れば、理解できるでしょう。

▼急性・慢性の疾患と、放射線量の関係

【累積被曝線量】    疾患           
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[急性疾患]
7000~10000mSv ほぼ即死に近い
4000mSv     短期間で死亡
1000mSv     悪心・嘔吐
500mSV     血中のリンパ球の減少

[慢性疾患]
400mSv     白血病が増える
100mSV     健康被害は少ないとする政府基準

[以下は日常値とされている]
100mSV     がんの確率が1万人で100名(1%)増える
50mSv      がんの確率が1万人で50名(0.5%)増える
25mSv      がんの確率が1万人で25名(0.25%)増える
1mSv(1000μSv) がんの確率が1万人で1名(0.01%)増える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

放射線被曝によるがんの発生は、体細胞のDNAに傷をつけたり、切断することが原因です。

遺伝子を含むDNAは、ご存知のように、細胞の再生や卵子、精子を支配しています。DNAに障害が起こると、がん細胞が発生しやすくなります。特に細胞分裂が多い成長期の乳幼児や子供では、障害が大きくなります。胎児も同じです。このため妊婦には、緊急に必要な時以外は、医師がX線撮影をしません。

放射線の被曝量と、人体へのがんの発生確率の関係は、リニア(線的:正比例)とされます。

累積100mSv以下は、タバコの害と比べて、どうでしょうか?

ところで、今発表されているのは、ほぼすべて1時間当たりの放射線量です。

それが50μSv/時と低く見えても、被曝線量では、
・1週間続くと168倍(8.4mSv)、
・1ヶ月で720倍(36μSv)、
・1年で438mSvになる可能性に、留意しておかねばならない。

▼各地の放射線量例と、その累積被曝量の関係

【発表値例】        【累積被曝線量】
 1時間   1週間(168倍) 1ヶ月(720倍) 1年(8760倍)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1μSv以下    あまり問題にならない(新宿は0.05μSv)

1μSv(いわき) 0.17mSv   0.72mSv      8.7mSv
5μSv      0.84mSv   3.6mSv     43.5mSv
20μSv      3.3mSv   14.4mSv     175.2mSv
50μSv      8.4mSv   36.0mSv     438.0mSv
100μSv     16.8mSv   72.0mSv     876.0mSv
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◎「30キロ圏内1か所で、100μSv台の数字が継続しているところがある。これは、直ちに人体に影響を与えるものではない」と官房長官が言っています。確かに、前掲表(急性・慢性の疾患と放射線量の関係)に照らせば、短時間なら即刻の障害は、生まない。

しかしその放射線量の平均が、100μSv/時間で続き、1ヶ月間、自宅内で待避し続ければ、被曝量は72mSvになる可能性があります。1年間なら、危険を通り越して身体の危機です。

平均100μSv/時の1ヶ月分で、慢性がんの発生の確率が約1%上がります。政府発言の適否は、どうでしょうか? 政府はこれを問題ないとしています。

まさか高齢が多いからいい、としているのではないでしょう。原発の集結処理は、長期間かかります。今後の不確定な可能性としても害が想定されるなら、対策の必要があるように考えます。

政府の公式発言は、様々な専門家に相談した上での発表のはずです。医師の方、以上をどう思われますか? 30Km圏内で、100μSv/時間が数日も続くなら、待避ではなく避難命令にすべきに思えるのです。

◎緊急号(8)で、政府の発表は信頼できると書きましたが、この点を本稿で修正します。

【参考:福島第一原発西門の公表値(東電プレスリリース)】
[1時間:ガンマ線]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
13.7μSv     3月18日 午後0:00の低くなった値(西門)
278.9μSv    3月18日 午前5:30(西門)     
3339μSv    3月18日 消防車での放水後(事務本館北)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(注)上記のように、福島市は、11.0μSv/時間でした。

福島第一原発の敷地内(事務本館北)は、放水後で1時間3.3mSvです。放水前もほとんど同じ3.5mSvでした。これは、微妙な計測誤差の範囲でしょう。ほぼずっと、これが続いていると見ていい。

◎1日で79mSv、5日で395mSv。危険なことが分かります。このため敷地に立ち入りすれば命がけになる。ごく短時間の作業しかできない。原発の建屋内は、作業は無理でしょう。これがずっと続いています。事務棟は、原発の建屋から比較的に離れています。

以上のデータを、自分が住む地区の、放射線量のμSvの値(1時間当たり:発表値)に当てはめると、「危険かどうか」ご自分で判断ができるでしょう。

 ~後略~
----------------------------------------------------------------
 

247603 被曝放射線量と急性・慢性の障害②

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247603 被曝放射線量と急性・慢性の障害②
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
247602の続きです。
『3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
▼2011年3月18日午前の、地区別の放射線量は以下です。単位は、μSv/1時間です。

福島市11.0;南相馬2.73;いわき1.06;白河2.70;北茨城1.03;日立0.55;東海0.56;千葉県市川市0.035;東京新宿0.05;さいたま0.059:川崎0.066;横須賀0.069マイクロ・シーベルト/時

(注)距離、風向き、地形、観測スポットで変わります。原発の状態と事故の進展で、常に変動しています。予測できない不規則な変動です。

同じ距離でも、原発からの、最近の風向きで北西方向が高い。雨や雪が降ると、その水に、上記の値以上が含まれるはずです。今、気体性の放射物質が多いからです。

◎上記のままの放射線量が1年続けば、そこに1年住む人は、政府が言う待避地区(30Km圏)の外である福島市も危険ラインと言えます。

1年の累積で96ミリ・シーベルトの被曝線量になる可能性が高いからです。(政府規準の安全値は、今、累積で100ミリシーベルト)

1ヶ月で、正常値に戻れば、その限りではありません。1週間ならOKです。どれくらいの期間ならOKかは、原発の事故の進展状況によります。

常に、放射線量の変動を監視せねばならない地区は、やはり、よくないでしょう。

◎政府は今、安全基準を、甘くしています。以上のような被曝期間との関係を、国民のこれからの健康問題のために、説明すべきと考えます。

ある人からのご意見のメールで、これに気がつきました。急遽調べて、本稿を書いた理由がこれです。

【累積被曝の日常イメージ】
東京とNYを一回往復(24時間くらいの搭乗)すると、上空は地上より放射線量が多いので、0.24~0.36mSvの線量を浴びます。

当方米国は100回くらい往復していますから、被曝量は24~36mSv分多い。当然、アジアや他の外国、国内の航空に乗っても、ほぼ飛行時間分増えます。

米国に1000回行くと、240~360mSvに達し、100mSv(慢性病への危険ラインとされる閾値(しきいち))を超えます。当方も、米国行きを、累積で300回以内に抑える必要があります。パイロットやキャビン・アテンダントはどうなるか・・・

【日常】
世界の、地上生活での平均線量は、1年で2.4mSv(50年で100mSV)です。幸い日本は低く、1年の被曝線量は1.0mSv(50年で50mSV)です。

以上の日常値に、医学的な検査でのX線撮影が加わり、原発事故を原因として増える放射線量も加わる、と考えていいでしょう。

(注)緊急7号で述べた、プルトニウムの放射線量の害も、他の放射線量の害もほぼ同じです。ただプルトニウムは、一旦臓器沈着したものは、排出されにくいため、身体細胞(DNA)にとっての害が多い。DNAを傷つけたり、切断させたりします。

それに、半減期が2万4000年とイマジネーションを超えるくらいの地球時間です。ギリシア時代の、微量な天然プルトニウムも、ほぼそのままの放射性の能力で残っているイメージです。そのためプルトニウムを多く含む核兵器は、人類の環境を壊す「汚い爆弾」と言われています。

【使用済み核燃料の崩壊熱】
使用済み核燃料(プルトニウムを含む)の崩壊熱が問題になっている3号機のMOX燃料(再生燃料)は、4~9%のプルトニウムを含みます。

使用済み燃料を再生し、ウランと合成して使うのがMOXですが、この推進をプル・サーマルと言って、政府は推進しています。

同じ重さでの熱量が1.7倍高いMOX燃料が使われるようになったのは、ウランの節約ではなく、プルニウムを含む使用済み核燃料の、環境を汚染しない最終処分が難しいからです。

使用済み核燃料は、核物質の消し炭や灰に思えるので、新しいウラン燃料より害が少ないと思っている人もいますが、それは誤りです。

被覆管の中のペレット(燃料片)には、ウラン238から、熱を出す核反応で生成されたプルトニウム239が含まれています。

使用済み核燃料の過熱が、問題になっているのは、このためです。加えて、融点(溶ける温度)が639度と低い。沸点は3230度でこれ以上の温度になると、酸化した重い蒸気(気体)になります。
----------------------------------------------------------------
続く
 

247602 被曝放射線量と急性・慢性の障害①

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247602 被曝放射線量と急性・慢性の障害①
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
『3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
 ~前略~

■1.累積被曝線量(線量とも言う)と、がん発生の確率的な関係

最初に、これを示します。

【前提となる知識】
・政府・東電が発表するのは、1時間当たりの放射線量です。
・一方、身体にとって肝心なのは、累積被曝量(線量)です。

(線量の単位)
1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロ・シーベルトです。

東電や政府の発表は、1時間そこにいたとき被曝する可能性のある線量です。

ところが、そこに住んでいるときは、1日が24時間ですから、平均で、その放射線量/時が続けば、人体の被曝量は24倍に、1ヶ月なら720倍になります。(注)すべて可能性:観測点に近い区域でも、場所、遮蔽物、防護で変わります。雨、雪、地下水、水道水、食物の中の放射物もある。自分の被曝数値は大きく見たほうが安全です。

20マイクロ・シーベルトの線量の場所に、1ヶ月住んでいると、20×720倍=14.4ミリシーベルトを被曝します(可能性)。

(注)カタカナは冗長なので、以降では、μSv(マイクロ・シーベルト)、mSv(ミリ・シーベルト)と表記します。μは100万分1を示すギリシア文字、mは1000分の1、Svが1シーベルトです。

【医学的なX線撮影での、被曝の線量】
・40分かかるPET(断層撮影)が、検査ではもっとも多く被曝します(1回6.9mSv)。これを毎日行うことは決してない。15回(累積で約100mSv)も受ければ、がんになる確率が、ほぼ1%高まるからです。(後述)
・胃腸のX線撮影(0.6mSv)も一回のものです。
・胸部X線撮影(0.05mSv)も一回のものです。
以上のように、医学的な検査での被曝線量は、一回当たりです。

【誤った論理】
「この場所の放射線量は、600μSv/1時間です。これは胃の集団X線撮影(600μSv/1回)くらいだから安全」とは言えません。

1日で24倍(14.4mSv)、1週間では100mSvの危険値になります。

1ヶ月間、平均で600μSv/時間が続いたところに住めば、720倍に増えます。被曝線量は432mSvで、白血病やがんになる確率が急に増えます。子供は、成長のため細胞分裂が活発ですから、もっと危険です。

繰り返しますが、ある地区の線量は、気体性の放射性物質が飛散する源からの距離と風向きで、予測できないような不規則な変化をします。

◎政府も、地区ごとの平均放射線量と累積放射線量を発表すべきでしょう。エクセルで計算すれば、変数で概算ができます。放射線で重要なのは、測定の小数点の正確さではなく、概数です。

何から出た放射線かによって変化しますが、それは考慮していません。今大気に含まれる放射物質が何か、政府も東電も公には詳細を明らかにしていないからです。われわれは、ガンマ線や中性子線の[量/時間]を知るのみです。なお、動植物による放射性物質の凝縮作用も長期に残ります。例えば犬の外出。あるいは家畜です。

◎現時点では、1ヶ月そこにいたとき、普段の食物を摂(と)って安全かどうかが、ひとつの判断基準になるでしょう。

しかし1年、2年と原発からの放射線の異常発生が続くときは、当然、1年で1ヶ月の12倍、2年で24倍を想定しなければなりません。

まだどうするか、決定する余裕は誰にもない「複合的に壊れた原発PLANTの最終処理」は、世論も絡み、少なくとも数年はかかる長期戦になるからです。

◎50mSv以上を受けるのは危ないと思う人は、1年住み続けるときの、放射線量の平均限界は、50000μSv÷8760時間=5.7μSV/時間です。2年住むなら、その半分の2.9μSv/時間です。

(注)政府判断は1年に100mSvが安全値ですが、これは甘いという学者もいます。

以上の、放射線量の累積期間を入れれば、安全な値は、3.11の原発事故以来、政府が言っているものより低い値になります。
----------------------------------------------------------------
続く
 

247601 できることは「日本を信じること」

2011年03月21日 | 縄文体質を有する「日本人」の可能性を探る
247601 できることは「日本を信じること」
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
『今、死生を問う』(心に青雲)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
〈5〉 できることは「日本を信じること」

私は小説的イメージでいうなら、上空から無数の戦死した「骨」たちが今の私たちを悲しみをたたえつつ見下ろしているような気がする。あるいは歯ぎしりしつつか…。

そして原発で放射能汚染が進んで日本中で人間が生きられなくなったら、私たちは「国のため(国のせいで) 大君のため(大君のせいで)」に「ひょんと死んでしまう」ことになる。そのときやっと、あの戦争で「だまって だれもいないところで」「遠い他国で ひょんと死んだ」彼らとココロを一つにし得るのだろう。「こらえきれないさびしさ」をそのとき、共有するのだ。

だから。

今度の津波に飲み込まれて亡くなった万という同胞たちの「こらえきれないさびしさ」を、生き残っている私たちは今度こそ心で聞かねばならない。

また同時に戦艦大和とともに沈んだ臼淵磐大尉の言葉「今 目覚めずしていつ救われるか」を真摯に聞かねばなるまい。日本人は「目覚め」損なったからこそ、この破滅を招来したのではないのか。

冒頭に言ったように、それでも日本を信じるのである。それは現政権や官僚を信じることではない。「日本を信じる」これは自明のことである。

われわれがいるこの日本は、例えば西郷南洲が、例えば二宮金次郎が、例えば織田信長が…というように偉大な人間が「創った」国なのだ。そして現在は、南郷継正という日本歴史上で最高峰の偉人が生きていて、創りつつあるのだ。だから牢固として破壊はされない。

何十万人が放射能で死のうとも、自分も犠牲になろうとも、信じれば良い。
----------------------------------------------------------------
 

247600 福島原発事故~京都大学原子炉実験所助教小出裕章氏電話インタビュー

2011年03月21日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
247600 福島原発事故~京都大学原子炉実験所助教小出裕章氏電話インタビュー
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
『福島原発事故京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏電話インタビュー』(神保哲生の「マル激トーク」)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
 ~前略~

小出: 皆さん、原爆はご存知だと思います。広島に落とされた原爆で燃えたウランの量は800グラムでした。現在、私たちが使用している原子力発電所は日本に54基あり、平均して1基につき100万キロワットを発電します。100万キロワットの原発が1日稼動すると、ウランを3キロ燃やします。つまり、広島型原爆3~4発分のウランを燃やすわけです。それによって作られたエネルギーの3分の1だけを電気にして、3分の2は海に捨てるというのが原子力発電所という機械です。

青木: 海に捨てるというのは、発熱したものを熱量として捨てるということですか。

小出: そうです。1秒間に70トンの海水の温度を7度上げて、また海に戻すという、なんとも言葉に尽くせないほどの膨大な環境汚染をしながら発電する装置です。

 ~中略~

青木: 政府や東京電力は「まだ大丈夫」と言っています。それが嘘だとは言いませんが、事態はどんどん悪化しており、今後は最悪のことも考えなければならないと思います。いわゆる「メルトダウン」が起きると、格納容器に穴が開くのでしょうか。それとも爆発するのでしょうか。

小出: 色々な可能性が考えられます。原子炉の燃料が存在している場所を炉心と呼びます。炉心を包んでいるのは、鋼鉄の巨大な圧力容器です。燃料が溶けるか「メルトダウン」してしまうと、圧力容器の底に落ちます。その部分に水が残っていると、水蒸気爆発という現象が起きます。爆発の規模にもよりますが、もし大きいと圧力容器が壊れてしまうこともあります。原子炉圧力容器の外側には格納容器があります。原子炉圧力容器が水蒸気爆発で破壊される事態になれば、格納容器もたぶん壊れてしまいます。そうなると、放射能を閉じ込めるすべての容器が壊れてしまうことになってしまいます。

青木: 燃料が溶けることで床が抜ける可能性もあり、水がたまっている場合は水蒸気と反応して爆発を起こし、最悪の場合は格納容器も壊れてしまうということですね。

小出: 青木さんがおっしゃったように、水蒸気爆発をしなくても、「メルトダウン」した炉心が圧力容器の底を抜く可能性はあります。炉心は2800度にならないと溶けません。しかし、圧力容器は鋼鉄なので、1500度にもなれば溶けてしまいます。2800度の溶融体が溶けて下に落ちれば、もちろん圧力容器も溶けてしまいます。その外側の格納容器に水が残っていると、また水蒸気爆発をする可能性があるわけです。

 ~中略~

小出: 最終的な結末はわかりませんが、いま炉心が溶ける危機に直面している原発が1、2、3号機と3つあります。その出力を全部合計すると、200万キロワットを超えます。チェルノブイリの原発はちょうど100万キロワットの出力でした。今回はその2倍に相当する放射能と戦っているわけです。それが出てきてしまえば、チェルノブイリを超えてしまうわけです。

青木: ここから先は、ご覧になっている方にも冷静に考えていただきたいし、私もパニックを誘発したくはないですが、最悪のケースを想定する必要はあると思います。仮に原子炉が完全に「メルトダウン」した場合、首都圏への影響はどの程度あるのでしょうか。

小出: 風向きなどによると思います。西風がずっと吹いていれば、出てきた放射能は太平洋の方にいくので東京は助かります。しかし、現に今東京で放射能が検出されるように、風向きはころころ変わるわけです。すべての放射能が海に流れるわけではありません。東京にも当然届くかと思います。ただし、どのくらい届くかはわかりません。

青木: 放射線は放射能物質とは違いますよね。放射線は原発から離れれば離れるほど、弱くなると考えて良いのでしょうか。

小出: 放射線を放出する物質が、原発の中にある限りはそうです。

青木: それが、放射線物質として拡散してしまうとどうなるのでしょうか。

小出: 拡散して表に出てしまえば、拡散したもの自体が放射線を出すので、どこにいてもだめです。

青木: 風向きが東京に向いていれば、東京の辺りでも相当な汚染が広がる恐れがあるということでしょうか。

小出: たとえば、福島原発から東京までは200から250キロの距離があります。チェルノブイリ事故のときどうだったかというと、ソ連当局は30キロ圏内の住民を避難させて、無人地帯を作りました。しかし、チェルノブイリの原発から200~300キロ離れた彼方で、ものすごい汚染を発見しました。なぜかというと、放射能を含んだ雲が流れていき、その地域に雨が降ったからです。みなさんご存じだと思いますが、井伏鱒二さんという小説家が「黒い雨」という小説を書きました。広島の原爆が落ちた時にきのこ雲で死の灰が舞い上がりましたが、その時に雨が降りました。普通の雨と違って黒く、町の白い土壁に黒い雨の筋が残るほどだったのですが、その雨に放射能が洗い落とされて混じっていたのですね。その雨に打たれた被爆者たちが、さらに被爆したことをテーマにした小説です。放射能の雲が流れてきたときに、どこで雨が降るかが決定的な問題になるわけです。

青木: その地域では、人体に直接影響のある汚染があったのでしょうか。

小出: 私はあったとは思いますが、放射線障害を診断するのは難しいのです。亡くなったり、髪の毛が抜ければわかりますが、なかなかわからないまま過ごしていたのだろうと思います。体の調子が悪いと思いながら普通に生活していて、3ヶ月後にわかったといいます。

青木: 現在原発の周辺20キロが退避地域になっていますが、なんとか現状で被害を抑えられた場合、この地域はどうなるのでしょうか。

小出: 正確には答えにくいですが、東京にも放射能が拡散されていることが観測されているので、原発周辺は東京以上に汚れていることでしょう。その汚れがどの程度かという問題で、人々が住めるかどうかの判断をする必要があります。粗い推測ですが、現時点での汚染であれば、住民は戻ることができると思います。しかし、今後さらに汚染が進むと、チェルノブイリのように封鎖しなければならなくなると思います。

 ~後略~
----------------------------------------------------------------
 

247598 原発放射能南風降雨に警戒が必要

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247598 原発放射能南風降雨に警戒が必要
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
『3月20-21日原発放射能南風降雨に警戒が必要』(植草一秀の『知られざる真実』)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
米国政府は日本在留米国人に福島原発から半径80キロ圏外への避難勧告を行うとともに、80キロ圏内への立ち入りを禁止した。
 
これに対して、枝野幸男氏は日本国民を福島原発から半径20-30キロ圏内に閉じ込め、屋内退避を命じている。
 
記者会見で日米政府の行動の差を問われた枝野氏は、
「米国は保守的な対応をしている」
と答えた。
 
「保守的」の意味は、米国人に健康被害が生じないために、より確実な方法を採用しているという意味である。
 
米国政府が日本に在留する米国人の健康被害への影響を慎重に考慮しているのに対して、日本政府は日本国民の生命の危険および健康被害を重視していないことを枝野氏は告白したことになる。
 
日本国民の悲劇である。そもそも現在の菅直人政権に対して日本国民は「不信任」の判定を下している。日本の立憲政治が正常に機能しているならば、菅政権はとうの昔に退場して、正統性のある政府が存在しているはずだが、菅直人氏が私利私欲で総理の椅子を手放さないために、正統性のない菅直人政権が居座ったままである。
 
この正統性のない菅直人政権が居座り、国民の生命と健康を守らない悪政を展開している。
 
3月15日夜に福島原発から20キロ離れた福島県浪江町で1時間当たり300マイクロシーベルト以上の放射線が観測されている。年間量に換算すると260万マイクロシーベルトを超す、高濃度の放射能である。
 
この放射線が観測されている地点を安全だとするスタンスに信頼を寄せろというのは無理な話なだ。米国をはじめ、諸外国は足並みをそろえて80キロ以上の遠隔地への避難を指示しているではないか。国民の生命の安全を過剰とも云えるほどに気遣う政府の不在は国民にとっての最大の悲しみである。
 
枝野氏は毎時300マイクロシーベルトの放射線データを隠蔽し、その後の観測で得られた毎時80マイクロシーベルトのデータを用いて、健康被害は生じないと強弁しているが、言語道断の行動だ。
 
テレビメディアは1時間当たりの放射線量をレントゲン撮影時の放射線量と単純比較しているが、誤誘導もはなはだしい。
 
避難民は、避難地に居住しているのであり、月間値、年間値に数値を書き換えてレントゲン撮影と比較しなければ話にならない。
 
月間値は1時間当たりの放射線量の720倍
年間値は1時間当たりの放射線量の8760倍になる。
 
胸部レントゲン撮影の被ばく量は
0.065ミリシーベルト=65マイクロシーベルト
とされている。
 
テレビメディアは、観測された1時間当たりの放射線量である、
80マイクロシーベルトなどと比較して、
レントゲン撮影1回分程度の放射線量なので心配しなくていいと説明する。
 
しかし、1時間あたりの放射線量を月間値および年間値に書き換えると様相はまったく違うものになる。
 
毎時80マイクロシーベルトは、
月間  5万7600マイクロシーベルト
年間 70万0800マイクロシーベルト
を意味する。
 
毎時300マイクロシーベルトは、
月間  21万6000マイクロシーベルト
年間 262万8000マイクロシーベルト
を意味する。
 
したがって、レントゲン撮影の放射線量と比較するなら、月間値あるいは年間値と比較しなければミスリーディングである。これでも、レントゲン撮影並みに影響は軽微だと強弁できるか。
 
今後のテレビ報道では、放射線量を月間値換算、年間値換算で発表することが不可欠だ。
 
もうひとつ、重要なことは、福島原発から離れた地点での放射線量が原発周辺の風向きに大きく依存していることである。火山灰の影響と類似している。
 
自衛隊による空中からの散水によって、福島原発上空の放射線濃度が明らかになった。原発上空高度90メートルの放射線濃度は、
87.7ミリマイクロシーベルト/時

8.77万マイクロシーベルト/時
であり、極めて高濃度の放射能が放出されていることが改めて明らかになった。
 
この濃度であれば、20キロ地点で300マイクロシーベルト/時の放射線が観測されても順当であると言える。
 
地震発生から現在まで、原発周辺では西ないし西北の風が吹き続けている。この西風のおかげで、放射能は陸上地域ではなく海上方向に流されてきたのだ。その結果、本来の数値よりもかなり低い数値が観測されてきたのだと思われる。
 
しかし、風向きが東、北東、南東からに変われば、事態は急変する。
 
3月20日から3月21日にかけて、風向きが南寄りに変化することもあると思われる。同時に、20日から21日にかけて降雨も予想されている。この20日から21日にかけて、福島原発の北ないし北東のエリアで、放射能濃度が高まり、しかも、降雨で放射能が大地に降り積もる可能性がある。

風向きが変化することを考えれば、20キロ、30キロの避難では国民の生命、健康の保証度は低すぎる。国民の生命を尊重するなら、避難エリアを100キロ程度に拡大するのが妥当ではないか。

福島原発の北東20-30キロ圏に位置する南相馬市は、菅政権が設定した最悪の「屋内退避地域」を持ち、拙劣な国の行政によって深刻な被害を受けてきた自治体であるが、18日に急きょ、遠隔地への避難を実現させた。国が無責任な対応を続けるなかで、自力で千葉県と折衝してバスのチャーターを実現させたようである。その背景に、風向きと天候変化による多大な放射能被害予測があったものと推察される。
 
菅直人氏と枝野幸男氏が国民の生命と健康を軽視し続けるなら、国民は自衛の行動として、自力で半径100キロ以遠に逃げるしかない。西ないし、南西方向に脱出するべきである。
----------------------------------------------------------------
 

247596 佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか

2011年03月21日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
247596 佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM09
『佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか 福島原発の事故隠蔽で国と対立した直後に始まった捜査』(伊藤博敏氏)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
 ~前略~

佐藤氏は、06年10月、木戸ダム建設工事に絡んで、ゼネコンの前田建設工業、サブコンの水谷建設から賄賂を受け取ったという収賄罪で逮捕起訴され、一審で有罪判決を受け、控訴したものの覆らなかった。

「冤罪」の声もある事件については後述しよう。ここで強調したいのは、佐藤氏が、09年6月の高裁判決後に上梓した『知事抹殺』(平凡社)で、2章を割いて「国の原子力行政との戦い」を訴えていることだ。

*** 内部告発の調査を電力会社に「丸投げ」 ***

佐藤氏は、まるで今日の事態を想定していたかのようである。

「この事故で、強烈な教訓として残ったのは、『国策である原子力発電の第一当事者である国は、安全対策に何の主導権もとらない』という『完全無責任体制』だった」

この事故というのは、1989年1月6日に発覚した福島第二原発3号機の部品脱落トラブルである。原子炉冷却水再循環ポンプ内にボルトや座金が脱落、それが原子炉内に流入していた。前年暮れから3回も警報が鳴っていたのに東電は事故を隠し続け、1月6日の異常警報でようやく県に報告した。

佐藤氏は、参院2期を経て、知事に就任2年目のこの事故で、原発が抱える根源的問題を直観、原発や原子力行政を学び、その在り方に批判的になっていく。

それが頂点に達したのが、2002年8月29日、経済産業省原子力安全・保安院から県に送られてきた18枚のFAXだった。

そこには、「福島第一・第二原発で、原発の故障やひび割れなどの損傷を隠すため、長年にわたって点検記録をごまかしてきた」と、書かれていた。

炉心を支えるシュラウドと呼ばれる重要部分の損傷まで隠ぺいしていた事態に、国民は驚き呆れ、東電は平岩外四、那須翔、荒木浩、南直哉の歴代社長が総退陣、恭順の意を示した。だが、佐藤氏が怒ったのはむしろ国の対応である。

改ざん隠蔽の事実は、内部告発によって明らかとなったが、それを原子力安全・保安院が受け取ったのは00年7月である。

保安院は立ち入り調査することなく、「こんな告発があるけど」と、東電に紹介、調査は東電に任せて「調査の結果、告発内容と一致しなかった」という東電報告を受けて、口を拭っていた。

「国と東電は同じ穴のムジナだ」と、書く佐藤氏は、2年も放置した国の責任を重く見て、「本丸は国だ。敵を間違えるな」と、県の担当に檄を飛ばしたという。

*** 「佐藤知事のせいで目算が狂った」 ***

使用済み燃料を再処理して使うプルサーマル計画を含めた核燃料サイクルに批判的な佐藤氏は、そのプルサーマルを推進する資源エネルギー庁と安全を司る原子力・安全保安院が同居、そこに現場の東電など電力会社が加わって「原子力村」を構成、何のチェック機能もない原子力推進体制が出来上がっていることを危惧した。

事故も隠ぺいも、その体質が生みだしたものだ---。

従って、事故を機に、原発を点検に合わせて次々に運転停止、東電管内の17基の原発がすべて停止しても、攻撃の手を緩めることはなかった。

全基停止中の04年12月21日、『朝日新聞』の「私の視点」で、事故への反省もなく、体質改善の努力もなく、専門家が決めたことを押し付け、原子力政策を推進していることを問題点として訴えた。

05年夏の電力需要期を迎えても、佐藤氏は運転再開のゴーサインを出さなかった。

『日本経済新聞』(05年6月5日付)が、「運転再開に注文をつける佐藤知事のせいで目算が狂った」と、社説で批判するなど風当たりが強くなるなか、7月10日、ようやく佐藤氏は、東電の勝俣恒久社長と面会、再開を容認した。

原発行政と東電などに「佐藤批判」が高まるなか、佐藤氏が最後まで許さなかったのは、「譲れない一線を国や関係者が考えてくれなかったからだ」という。

「それは、『事故情報を含む透明性の確保』と、『安全に直結する原子力行政に対する地方の権限確保』である」

*** 「一罰百戒」という検察の思惑 ***

佐藤氏に対する捜査は、同時期の05年7月に特捜部が捜査着手した水谷建設脱税事件の関連先として始まった。脱税額は約9億円。そのなかには、佐藤氏の実弟が経営するスーツ会社の土地を、水谷建設が相場より約7000万円高い約8億7000万円で購入した件が含まれていた。

特捜部は、この差額の約7000万円を、木戸ダムを前田建設工業、水谷建設で受注する際の「賄賂」と見立てた。佐藤氏の罪は、実弟の要請を入れ、県に対して「天の声」を発したというものである。

佐藤氏は、実弟のスーツ会社の経営にタッチしていなかったこと、福島県の公共工事は「天の声」を発する環境になかったこと、などを理由に無罪を主張。だが裁判所は、一度は拘置所内で「天の声」を認める調書にサインをしていることと、実弟に「口利き」の形跡があることなどを理由に有罪とした。

佐藤氏が原子力行政に、物申していた時、収賄捜査は始まった。そのタイミングの良さに、「国による反原発派知事つぶし」という声があがるのも無理はなかった。

もちろん特捜部が、「反原発派」だから佐藤氏を狙ったというのはうがち過ぎである。

安全性に顧慮することなく、地元を含めて国民に「お上のやることだから従え」と強圧的な態度で臨み、事故が起きれば現場(東電など)のせいにして逃げる国(経産省、資源エネルギー庁、原子力安全委員会、原子力安全・保安院)などへの怒りは強いが、佐藤氏は容認派であって反対派ではない。

むしろ特捜部は、「平成の政商」と呼ばれた水谷功氏の脱税事件を起点に、北朝鮮、中部国際空港、東電など、水谷建設絡みの案件のすべてを家宅捜索するという投網方式で捜査着手、そこに引っかかってきたのが佐藤氏の実弟だった。

政治家(知事)本人は手を汚さず、親族を含む周辺が、"汚れ仕事"を引き受ける---。収賄罪を避けるために一般化していたこの脱法を乗り越えるために、特捜部は「身分なき共犯」で実弟を逮捕、兄に吐かせて事件を組み立てる、という絵を書き、見事にそれがハマった。

大阪地検事件までは認められていた「捜査の常道」である。その検察の目に佐藤氏は、「一罰百戒」を与えるのに相応しい政治家であり、検察の威信を見せつけるコマであり、実績をあげる材料だった。

その思惑のなかで、「収賄意識ゼロ」の首長が逮捕されたが、原発行政に厳しい知事がいなくなったのは、経産省にとっても東電にとってもありがたかっただろう。

「佐藤不在」が、未曾有の原発事故につながったというつもりはない。ただ、「緑の革命」のなかで原発がクリーンエネルギーとして称揚され、厳しい監視役の不在で気のゆるみが生じていたのだけは、間違いあるまい。
----------------------------------------------------------------