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247602 被曝放射線量と急性・慢性の障害①

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247602 被曝放射線量と急性・慢性の障害①
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
『3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)リンクより転載します。
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 ~前略~

■1.累積被曝線量(線量とも言う)と、がん発生の確率的な関係

最初に、これを示します。

【前提となる知識】
・政府・東電が発表するのは、1時間当たりの放射線量です。
・一方、身体にとって肝心なのは、累積被曝量(線量)です。

(線量の単位)
1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロ・シーベルトです。

東電や政府の発表は、1時間そこにいたとき被曝する可能性のある線量です。

ところが、そこに住んでいるときは、1日が24時間ですから、平均で、その放射線量/時が続けば、人体の被曝量は24倍に、1ヶ月なら720倍になります。(注)すべて可能性:観測点に近い区域でも、場所、遮蔽物、防護で変わります。雨、雪、地下水、水道水、食物の中の放射物もある。自分の被曝数値は大きく見たほうが安全です。

20マイクロ・シーベルトの線量の場所に、1ヶ月住んでいると、20×720倍=14.4ミリシーベルトを被曝します(可能性)。

(注)カタカナは冗長なので、以降では、μSv(マイクロ・シーベルト)、mSv(ミリ・シーベルト)と表記します。μは100万分1を示すギリシア文字、mは1000分の1、Svが1シーベルトです。

【医学的なX線撮影での、被曝の線量】
・40分かかるPET(断層撮影)が、検査ではもっとも多く被曝します(1回6.9mSv)。これを毎日行うことは決してない。15回(累積で約100mSv)も受ければ、がんになる確率が、ほぼ1%高まるからです。(後述)
・胃腸のX線撮影(0.6mSv)も一回のものです。
・胸部X線撮影(0.05mSv)も一回のものです。
以上のように、医学的な検査での被曝線量は、一回当たりです。

【誤った論理】
「この場所の放射線量は、600μSv/1時間です。これは胃の集団X線撮影(600μSv/1回)くらいだから安全」とは言えません。

1日で24倍(14.4mSv)、1週間では100mSvの危険値になります。

1ヶ月間、平均で600μSv/時間が続いたところに住めば、720倍に増えます。被曝線量は432mSvで、白血病やがんになる確率が急に増えます。子供は、成長のため細胞分裂が活発ですから、もっと危険です。

繰り返しますが、ある地区の線量は、気体性の放射性物質が飛散する源からの距離と風向きで、予測できないような不規則な変化をします。

◎政府も、地区ごとの平均放射線量と累積放射線量を発表すべきでしょう。エクセルで計算すれば、変数で概算ができます。放射線で重要なのは、測定の小数点の正確さではなく、概数です。

何から出た放射線かによって変化しますが、それは考慮していません。今大気に含まれる放射物質が何か、政府も東電も公には詳細を明らかにしていないからです。われわれは、ガンマ線や中性子線の[量/時間]を知るのみです。なお、動植物による放射性物質の凝縮作用も長期に残ります。例えば犬の外出。あるいは家畜です。

◎現時点では、1ヶ月そこにいたとき、普段の食物を摂(と)って安全かどうかが、ひとつの判断基準になるでしょう。

しかし1年、2年と原発からの放射線の異常発生が続くときは、当然、1年で1ヶ月の12倍、2年で24倍を想定しなければなりません。

まだどうするか、決定する余裕は誰にもない「複合的に壊れた原発PLANTの最終処理」は、世論も絡み、少なくとも数年はかかる長期戦になるからです。

◎50mSv以上を受けるのは危ないと思う人は、1年住み続けるときの、放射線量の平均限界は、50000μSv÷8760時間=5.7μSV/時間です。2年住むなら、その半分の2.9μSv/時間です。

(注)政府判断は1年に100mSvが安全値ですが、これは甘いという学者もいます。

以上の、放射線量の累積期間を入れれば、安全な値は、3.11の原発事故以来、政府が言っているものより低い値になります。
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続く
 

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