133663 日本経済マネーゲーム化→バブル崩壊の兆し
猛獣王S ( 35 営業 ) 06/10/09 AM10
大手銀行6行の3月期決算で、利益3兆1212億円とバブル期のピーク(89年3月期1兆6656億円)を大きく上回った。その原因の1つに株価上昇で株式評価益が膨らんだことがあげられ、本業のもうけは前期比で微減だった。トヨタ自動車の当期利益は1兆3721億円、郵政公社の当期利益は1兆9306億円で、やはり大半が株式運用益である。
大企業が大きく利益を伸ばしている背景には、リストラや法人税減税の上に、株式運用益が株式相場の上昇が要因。大企業が蓄積した資本を海外の債券投資やアメリカ国債に投資したため海外からの株式や債券配当金が膨らんでいる。
2005年に日本の企業や個人が海外から受け取った利子や配当から海外に支払った額を差し引いた所得収支の黒字は初めて10兆円を上回り、2年連続で過去最高となった。すなわち大企業の純利益急増の背景には、日本経済のバブル化とマネーゲーム化がある。
しかし、注目すべきは、アメリカ経済が破産寸前でありリンク、緩やかに世界同時株安が進行していることである。外資発である日本経済のマネーゲーム化は、一度株安局面を向かえれば、各企業や銀行,郵政公社は膨大な損失を被る。しかも株安,円高,原油高が同時に日本経済に打撃を与え、先行きに暗雲が漂い始めている。
バブルは必ず弾けるが、これは緩やかなバブル崩壊の前兆とは考えらないだろうか。(>前回のように一転して借金→不良債権のどん底に突き落とされることはないだろうが、確実に貯蓄が目減りし、国の借金は増大し続ける109101)
アメリカのハゲタカファンドにとっては好機到来となってきた。このままでは、アメリカの生命維持装置という役割を日本が担い、終いにはアメリカと心中することになる。日本経済のアメリカ化を歓迎してきた愚を反省する時がくる前に、アメリカとの距離を見直すべきだと思う。
猛獣王S ( 35 営業 ) 06/10/09 AM10
大手銀行6行の3月期決算で、利益3兆1212億円とバブル期のピーク(89年3月期1兆6656億円)を大きく上回った。その原因の1つに株価上昇で株式評価益が膨らんだことがあげられ、本業のもうけは前期比で微減だった。トヨタ自動車の当期利益は1兆3721億円、郵政公社の当期利益は1兆9306億円で、やはり大半が株式運用益である。
大企業が大きく利益を伸ばしている背景には、リストラや法人税減税の上に、株式運用益が株式相場の上昇が要因。大企業が蓄積した資本を海外の債券投資やアメリカ国債に投資したため海外からの株式や債券配当金が膨らんでいる。
2005年に日本の企業や個人が海外から受け取った利子や配当から海外に支払った額を差し引いた所得収支の黒字は初めて10兆円を上回り、2年連続で過去最高となった。すなわち大企業の純利益急増の背景には、日本経済のバブル化とマネーゲーム化がある。
しかし、注目すべきは、アメリカ経済が破産寸前でありリンク、緩やかに世界同時株安が進行していることである。外資発である日本経済のマネーゲーム化は、一度株安局面を向かえれば、各企業や銀行,郵政公社は膨大な損失を被る。しかも株安,円高,原油高が同時に日本経済に打撃を与え、先行きに暗雲が漂い始めている。
バブルは必ず弾けるが、これは緩やかなバブル崩壊の前兆とは考えらないだろうか。(>前回のように一転して借金→不良債権のどん底に突き落とされることはないだろうが、確実に貯蓄が目減りし、国の借金は増大し続ける109101)
アメリカのハゲタカファンドにとっては好機到来となってきた。このままでは、アメリカの生命維持装置という役割を日本が担い、終いにはアメリカと心中することになる。日本経済のアメリカ化を歓迎してきた愚を反省する時がくる前に、アメリカとの距離を見直すべきだと思う。