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247603 被曝放射線量と急性・慢性の障害②

2011年03月21日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
247603 被曝放射線量と急性・慢性の障害②
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/20 PM10 【印刷用へ
247602の続きです。
『3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)リンクより転載します。
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▼2011年3月18日午前の、地区別の放射線量は以下です。単位は、μSv/1時間です。

福島市11.0;南相馬2.73;いわき1.06;白河2.70;北茨城1.03;日立0.55;東海0.56;千葉県市川市0.035;東京新宿0.05;さいたま0.059:川崎0.066;横須賀0.069マイクロ・シーベルト/時

(注)距離、風向き、地形、観測スポットで変わります。原発の状態と事故の進展で、常に変動しています。予測できない不規則な変動です。

同じ距離でも、原発からの、最近の風向きで北西方向が高い。雨や雪が降ると、その水に、上記の値以上が含まれるはずです。今、気体性の放射物質が多いからです。

◎上記のままの放射線量が1年続けば、そこに1年住む人は、政府が言う待避地区(30Km圏)の外である福島市も危険ラインと言えます。

1年の累積で96ミリ・シーベルトの被曝線量になる可能性が高いからです。(政府規準の安全値は、今、累積で100ミリシーベルト)

1ヶ月で、正常値に戻れば、その限りではありません。1週間ならOKです。どれくらいの期間ならOKかは、原発の事故の進展状況によります。

常に、放射線量の変動を監視せねばならない地区は、やはり、よくないでしょう。

◎政府は今、安全基準を、甘くしています。以上のような被曝期間との関係を、国民のこれからの健康問題のために、説明すべきと考えます。

ある人からのご意見のメールで、これに気がつきました。急遽調べて、本稿を書いた理由がこれです。

【累積被曝の日常イメージ】
東京とNYを一回往復(24時間くらいの搭乗)すると、上空は地上より放射線量が多いので、0.24~0.36mSvの線量を浴びます。

当方米国は100回くらい往復していますから、被曝量は24~36mSv分多い。当然、アジアや他の外国、国内の航空に乗っても、ほぼ飛行時間分増えます。

米国に1000回行くと、240~360mSvに達し、100mSv(慢性病への危険ラインとされる閾値(しきいち))を超えます。当方も、米国行きを、累積で300回以内に抑える必要があります。パイロットやキャビン・アテンダントはどうなるか・・・

【日常】
世界の、地上生活での平均線量は、1年で2.4mSv(50年で100mSV)です。幸い日本は低く、1年の被曝線量は1.0mSv(50年で50mSV)です。

以上の日常値に、医学的な検査でのX線撮影が加わり、原発事故を原因として増える放射線量も加わる、と考えていいでしょう。

(注)緊急7号で述べた、プルトニウムの放射線量の害も、他の放射線量の害もほぼ同じです。ただプルトニウムは、一旦臓器沈着したものは、排出されにくいため、身体細胞(DNA)にとっての害が多い。DNAを傷つけたり、切断させたりします。

それに、半減期が2万4000年とイマジネーションを超えるくらいの地球時間です。ギリシア時代の、微量な天然プルトニウムも、ほぼそのままの放射性の能力で残っているイメージです。そのためプルトニウムを多く含む核兵器は、人類の環境を壊す「汚い爆弾」と言われています。

【使用済み核燃料の崩壊熱】
使用済み核燃料(プルトニウムを含む)の崩壊熱が問題になっている3号機のMOX燃料(再生燃料)は、4~9%のプルトニウムを含みます。

使用済み燃料を再生し、ウランと合成して使うのがMOXですが、この推進をプル・サーマルと言って、政府は推進しています。

同じ重さでの熱量が1.7倍高いMOX燃料が使われるようになったのは、ウランの節約ではなく、プルニウムを含む使用済み核燃料の、環境を汚染しない最終処分が難しいからです。

使用済み核燃料は、核物質の消し炭や灰に思えるので、新しいウラン燃料より害が少ないと思っている人もいますが、それは誤りです。

被覆管の中のペレット(燃料片)には、ウラン238から、熱を出す核反応で生成されたプルトニウム239が含まれています。

使用済み核燃料の過熱が、問題になっているのは、このためです。加えて、融点(溶ける温度)が639度と低い。沸点は3230度でこれ以上の温度になると、酸化した重い蒸気(気体)になります。
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続く
 

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