木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

全国ろうあ者大会in島根報告01_やってきました! 第58回全国ろうあ者大会in島根(メイン会場)

2010年06月05日 17時50分29秒 | sign language
やってきました島根県松江市!
第58回全国ろうあ者大会in島根だぁ~。快晴です。日差しが強くて暑いです。
とりあえずメイン会場の島根県民会館へ。
書籍の販売や福祉機器の展示を見て回りました。
今回はあんまり知った人に会いませんが、東京都日野市のTさんに会えました。
朝9時に出雲空港に到着、いったんバスで出雲市駅へ。なぜならあの一畑電車に乗るためです。

駅でスタンプラリー用のパンフレットももらったんですが、これが映画「RAILWAYS」バージョンでめっちゃ素敵! 映画の写真もふんだんに掲載されているのです。これを持ってまずは出雲市駅改札口隣のスタンプをペタっ!

次は「出雲そば」です。事前に調べてきたお店は出雲大社駅の近くだったので、とりあえず駅そばでもいいから食べよう!と思って発車時間20分前に駆け込んだ駅ビルの「出雲そば 黒崎」さん。割子そば660円を注文。

そうしたら何と隣のテーブルに東京・世田谷のN理事が! 彼も一畑電車に乗るためにわざわざこの駅まで来たそうですが、ちゃんと事前調べがしてあっていったん出雲大社駅まで行って、それから松江まで乗るそうです。
私は行き当たりばったりなのですでに松江宍道湖温泉駅までの切符770円を買ってしまっていました。残念!
一畑電車は楽しかったです。宍道湖に沿って線路が走っているので「宍道湖、広いなぁ~」って実感できます。

松江に到着して目指したのは松江城ではなく「カフェレストラン ゆずり葉」。京町商店街の中にあって映画「ゆずり葉」と同じ名前だからというので、是非行ってみようと思ったわけです。おしゃれなお店でランチもデザートも美味しかったですよ。

お昼休憩もできたのでいよいろ第58回全国ろうあ者大会in島根会場へやってきたわけです。
これから二日間、気合い入れて参加するぞ~!
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books171「関東大震災」吉村昭(文春文庫)

2010年06月04日 22時29分33秒 | books
関東大震災 (文春文庫)
吉村 昭
文藝春秋

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映画「2012」を見て、この「関東大震災」を読んだら、たとえ一時的にせよ絶対防災意識がかなり高まると思います。
<もくじ>
「大地震は六十年ごとに起こる」
 1.群発地震
 2.今村説対大森説
地震発生-20万の死者
 3.大正12年9月1日
 4.激震地の災害
 5.東京の家屋倒壊
 6.本所被服廠跡・3万8千名の死者
 7.浅草区吉原公園・娼婦たちの死
 8.避難場所・上野公園
第二の悲劇-人心の錯乱
 9.”大津波””富士山爆発”流言の拡大
 10.朝鮮人来襲説
 11.自警団
 12.列車輸送
 13.新聞報道
 14.大杉栄事件
 15.大杉事件と軍法会議
復興へ
 16.死体処理
 17.バラック街
 18.犯罪の多発
 19.大森教授の死
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国立情報学研究所市民講座・影浦 峡先生講演会

2010年06月03日 23時07分16秒 | sign language
国立情報学研究所市民講座を聴いてきました。
講師は、影浦 峡さん(東京大学教授)
タイトルは「多言語世界の扉を開く翻訳技術 ―人間の翻訳と機械の翻訳は何が違うのか?―」
講演概要には、「コンピュータはどこまで人間の言葉を翻訳できるのでしょうか?
先端技術を用いた機械翻訳の具体例を紹介しながら、機械翻訳の背景にある考え方と人間の翻訳との違いや共通性、そして人間がより良く翻訳するためのアイディアをご紹介します。」とのことでしたが、めっちゃ面白い講演でした。
今日の講演はいずれ同研究所ホームページの「市民講座アーカイブ」のコーナーから講義映像(オンデマンドストリーミング配信)として見ることができるようになるそうです。それだけでも凄いですよね!さすが「情報学研究所」!
私が今日の講演で一番感激したのは、
(1)「翻訳とは、欠落を補うためのメカニズムではなく、人間の潜在的な能力を引き出すため環境を整えること」=多言語バリアフリーなんだというポイントでした。
そもそも最初から
(2)X文Y訳(英文和訳など)は言語に関わる行為だが、翻訳はいささかも言語に関わる行為ではない。心をどう扱うかという行為なのだ。
などと過激なことを話されるのです。そもそも「言語」ってのは「日本語」って誰も見たことがないでしょ?とおっしゃる。翻訳の対象となるのは「言語」じゃなくて「言語で表されたもの=言語表現」「テクスト」なんだって!明快ですよねぇ~。そうなんだよ和文英訳(日本語文手話訳)じゃダメなんだよなぁ~そこが難しいのだ。手話通訳も「(音声日本語で話された)何を言いたいか」を対象者に「そういうことを言いたいんだ」と(視覚言語的に?)納得してもらうことなんですよねぇ~。
中盤は「機械翻訳」のお話。機械が困るのは(a)「太った山本さんの猫」と言った場合に太っているのは山本さんか猫かという判断、とか構文だけでは区別できないような次の文
(b)He went to the bank and got the money.
He went to the bank and picked up morels.
(前者は「銀行でお金を下ろす」後者は「土手でアマガサダケを採る」)などが紹介されました。
(3)機械翻訳は「言語」(言語学)に関わるプロセスだけど、翻訳は①聞き手の属性(中学生、小学生、研究者、翻訳のプロ、日本語を母語としない方)に合わせることができるし、そもそも②「言語表現」は歴史的、社会的な存在なのだ。ここんところは図もあったんですが難しくて、「翻訳」っていうのは、原テクストを語彙や文法規則や用例にそって対象言語のテクストに置き換えることじゃなくて、原テクストの位置に対応した位置を翻訳テクストに与える行為なんだぜ!
いいかえると「翻訳」とは、翻訳した文書の歴史的社会的な位置を定める意志決定であり、「機械翻訳」は単なる「言語の計算」に過ぎないとのこと。そうしたら日本語対応手話による手話通訳も「言語の計算」に過ぎないって言えるのかも!などと考えてしまった。
さらに後半はすごかったです。
(4)翻訳ってのは結局は、コミュニケーションの原理に関わる問題であって、翻訳対象側に翻訳文書を位置づける既往文書群がない場合は、個別的には(注)を付けるしかなく、全体としては「未来に向かってゆっくりと時間をかけて慣れていくこと。それによって文化は混ざり合う」のですよ!
私の説明ではわかりにくいだろうけど、ろう文化と聴文化ってちゃんと翻訳できるんだけど、お互いの文化に対する理解が今はまだ浅くて(注)が必要ですよねぇ~。
確かに、ろう文化(日本手話)にあって聴文化にない日本語(日本手話の概念)が、これまでテキスト化されてこなかった(手話教本に載ってない)ことが、今の手話学習者の「手話コミュニケーション力の低迷(いつまでたってもろうの手話が読めない)」の根本原因ですよねぇ~なんてことに思い至りました。もっと(注)が必要だったんですね。でも手話のテキストは日本手話→日本語という流れと逆な(日本語をいかに対応的に手話に置き換えるか)って視点から作られてきたからなぁ~。
最後は「機械翻訳」に未来やいかに?って話になって、
(5)人間と機械(インターネット翻訳エンジンなど)が協力し合うことによって人間が(消費者・商品としてでなく)参加者として、ゆっくりと将来に向けてコミュニケーションを成立させることが大切なんだというお話でした。そのために影浦先生たちは「みんなの翻訳」というサイトを立ち上げているそうです。
ホントに面白い講演でした。家に帰って早速影浦先生の『子どもと話す 言葉ってなに?』をAmazonで注文しちゃいました。
子どもと話す 言葉ってなに?
影浦 峡
現代企画室

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【追記】
人の講演の受け売りでまた調子のいいことを書くのですが、私たちの手話通訳は「機械翻訳」レベルで終わってないか?大きく自省する必要があると感じました。また、先日木村晴美さんのブログで提起された「No.158 ■日本語対応手話で話す聴者への素朴な疑問」のことも思い出しました。それは日本語対応手話が問題だという以上に「日本手話を話すろう者(文化)が眼前にいるにも関わらず日本語対応手話で『分かってもらえたつもり』になってしまう(なぜなら自分の声は聞こえているから、自分も聴者も分かってしまう、そしてろう者のみ分からないと言うことから(無視してるつもりはないだろうけど)意識をそらして(はぐらかせて)しまっているという状況に陥ってないだろうか。
 木村さんは私たちに問いかける「改めて伺いたい、あなたはその日本語対応手話がろう者に伝わっていると思って使い続けているのだろうか。」
 機械翻訳の特徴は「相手がどんな人か(小学生か中学生か研究者か非ネイティブかなど)に関わらず一つの翻訳しか出せない。」とのこと。もっと言語バリアフリーな意識を研ぎ澄まさなければならないと思う。
【追記2】
この市民講座にはPC要筆と手話通訳が付いていましたが、最初に出てきた手話通訳の女の子は講演者の「早口(かつ音響の関係で聞き取りにくそうだった)」「難解な(初めて聞く)テーマ・内容」そして「ユーモアのある語り口(まじめな話をしているかと思いきやふとジョークが混ざってる)」にかなり苦労されていました。何人かろう者が参加しておられたようですが、字幕付きの手話通訳は辛いですよね。「辛い」って手話通訳者にとって針のむしろだという意味ですが・・。ろう者の立場から見たら・・見るに忍びない?あるいは怒りさえ通り越しちゃう・・なのかな?
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ラーメン20_陳麻家「担々麺・麻婆丼セット」

2010年06月03日 18時16分39秒 | food
会社のすぐ近くにあるのは知っていたのですが辛いのは得意でないので来たことありませんでした。今日はこれから国立情報学研究所の市民講座を聞きに行くので途中にあるこのお店に入ってみました。担々麺って辛いんですけど挽き肉を残らず食べようと汁も全部飲んじゃいますよねぇ~!って私だけ?
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第58回全国ろうあ者大会in島根 開会!

2010年06月03日 00時24分10秒 | sign language
ついに第58回全国ろうあ者大会in島根が開会しました。
山陰中央新報の記事はこちら
私も去年のお礼というのも変ですが、全国大会開催の苦労を知ってる身として島根の皆さんのがんばりをこの目で確かめねば!と土曜6月5日から島根県松江市へ行く予定です。今年は「労働」の研究分科会に参加予定です。
6日(日)は式典・アトラクション。帰ってきてからいろいろ報告することになっているので、デジカメ+簡易ビデオカメラ(vado)なんかも用意してできるだけ映像として持って帰ってきたいと思っています。
大会ブログに書いてあったのですが、来年59回大会は佐賀県なんですねぇ~。
そして再来年は60回記念大会ということで京都なんだそうです。
昨日、手話サークルで教わりました。
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「祇園」と「筑波」の手話

2010年06月02日 00時55分38秒 | sign language
このところ火曜日は以前に住んでいた地域の手話サークルに顔を出しています。
今日は全体学習ということで京都出身のTさんが「東京の手話と京都の手話の違い」を教えてくれました。
私は「一志」で正油ラーメン食べてて1時間近く遅刻してしまったので、最後の方だけでしたが、ざっと・・・
(1)ウーロン茶(龍のひげ)
(2)服部(洋服のえり(「服部」は呉服屋だったらしいですが)
(3)プロ
(4)ベテラン
(5)スポーツ
(6)焼酎(煮る)
(7)興味(ひっかかる)
(8)弁護士(おしゃべり)
(9)橋(親指付き)
(10)道(東西南北に横切る)
(11)祇園(ぎおん)(首をはねる)
(12)河原町(かわらまち)(メガネを上げる?)
(13)清水寺(きよみずでら)(山の頂上)
(14)西
(15)上京区(かみきょうく)・下京区(しもきょうく)
(16)西京区
(17)当たり前 cf「当然」
(18)もうすぐ
(19)なかなか
などを「東京手話」と「京都手話」、それぞれで表してもらいました。
皆さん、表現し分けられますか?

「祇園」は昔処刑場があった場所とのことで、『首をはねる仕草』で表すそうです。私は”その手話どっかで教わったなぁ~”と会場にいる間は思い出せなかったんですが確か「筑波」だったように思います。(「筑波」は二本指だったかなぁ~)
そういえば京都の手話地名には「その地域に昔住んでいたろう者の特徴をそのまま表現したものが多い」とのこと、面白いですねぇ~。

 そういえば「木村晴美さん」が近頃書いた文章のタイトルは、
「No.158  ■日本語対応手話で話す聴者への素朴な疑問」とのことでした。
 今日の手話サークルでも「声による私語」が多くてちょっと残念でした。
(最後の一行寝ぼけていて書き間違えました。もちろん「声による私語」も気になったのですが、それ以上に報告の手話が日本語対応で、隣りに座っていたろうの女の子がいちいちOHPで内容を確認していたのが気になりました。
 それでさらに思い出したのが、前回だったか読み取りの学習で野沢克哉さんの講演ビデオの読み取りをやったんですがビデオが暗く口話が読めなくてお手上げ!というのがありました。)
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