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木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books189「星を継ぐもの」ジェイムス・P・ホーガン著(創元SF文庫)

2010年10月11日 23時51分09秒 | books
星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社

私はめったにSFを読まないのですが、週刊アスキーにジェイムズ・P・ホーガンが亡くなったという記事が載っていて、その中で代表作として紹介してあった文章を読んで面白そうだなと思ってアマゾンの古本で購入。
久しぶりといっても、この手の本を読むのはいつ以来だろうか?全然思い出せないくらい久しぶりで、とにかく面白く楽しく読めました。なんというかSFとかをのんびり読むような生活がしたいです。現実は次から次へとイベントやら会議やらあって、家にいればその準備と後始末で、週末もホント休めないです。その結果、左耳の聴力がさらに落ちてきてる感じでやばいなぁ~。手話のあとは、耳の調子が悪化するのだ。電話を取ると左と右では全然聞こえ方が違って、左はもう相手の話を判別できなくなってきてるし、右も25dBって診断だったから、それなりに「遠い」ので、電話はそもそも苦手なのにさらに話がしづらくなって来ております。携帯も「らくらくホン」に変えなきゃいけなくなるかも・・・。う~ん、31日久しぶりの通訳なのにマズイかも・・・。

books187「エディプスの恋人」筒井康隆著(新潮文庫)

2010年09月14日 21時38分55秒 | books
エディプスの恋人 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社

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「七瀬三部作」の完結編。最後の最後に「あっ」と思うSF小説の楽しみがありました。最後の最後を読むまで私もすっかり「そのこと」を忘れていて、しっかり作者の術中にはまってました。
まあ、私の場合はホント「単純」な頭の構造をしているので、普段の生活でも「あっ」と思うことが多いです。
それにしても「七瀬」いいなぁ~。NHKドラマでやった「七瀬ふたたび」の時は確か石原さとみさんが七瀬役だったと思います。
って、今ネットで調べて見たら「蓮佛美沙子」さんという役者さんでした。驚く!確かにこのNHKドラマ、ちゃんと見たことなかったんですが・・。
「エディプスの恋人」の七瀬もとっても好きです。

books186「家族八景」筒井康隆著(新潮文庫)

2010年09月09日 21時53分12秒 | books
家族八景 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社

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「七瀬ふたたび」を読んで、七瀬シリーズが3部作だと聞いたら読まずにはいられませんよね。
というわけで七瀬が初めて登場する「家族八景」を読みました。面白いですねぇ~筒井康隆さんなんていう有名な作家の38年前(昭和47年2月刊行)の著書を誉めるなんて今さらなんですが・・。
通勤電車で何度も降り損ねそうになったくらいです。
おかげで読まなきゃいけない手話関係の本が積ん読状態で放置されていますが、考えてみると「手話関係の本」ばっかり読んでいるようでは手話通訳に必要な「豊かな日本語」は身につかないわけで、かといって聴覚障がい者問題や手話に関する最新情報も仕入れなければ用語一つ通訳できなくなってしまう。
私は本を読むのが遅いので、ホントどっちかにぶれてしまって困ります。でも、七瀬はいいです、惚れました。
ちなみにこの手の文庫は何と言ってもブックオフが充実しています。105円で手に入ります。最初は神保町の古本屋街に行ってみましたが、ブックオフなら105円の作家別の棚で見つけられますよ。

books185「パプリカ」筒井康隆著(新潮文庫)

2010年09月03日 21時48分37秒 | books
パプリカ (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社

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この本を読もうと思ったのはDVD「パプリカ」を見たかったというのもありますが、渡辺謙が出演した「インセプション」の宣伝を見た時に「夢の中の戦い」みないな話ってどっかで聞いたことあったなぁ~とこの「パプリカ」のことを思い出したこともきっかけになりました。初版が平成5年(1993年)、文庫化が平成9年(1997年)、映画化が2007年(平成19年)ですから、今さら感想を書くのも何ですが、とっても面白いです。最初は夢の中にジャック・インして治療するだけなんですが、最後の方はどこまでが夢の中で、どっからが現実の世界なのかも判然としなくなってくるし、出てくる状況模写も「精神世界」ということではちゃめちゃだし、さすがに疲れました。
でも、この内容では原作を読まずに映画(DVD)をいきなり見たらさっぱり分からないんじゃないだろうか?って感じました。

books184「七瀬ふたたび」筒井康隆著(新潮文庫)

2010年09月02日 07時02分45秒 | books
七瀬ふたたび (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社

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アニメ映画「パプリカ」を監督した今 敏さんが亡くなった記事を読んで、「パプリカ」の原作を読もうと思ったのですが、神保町の古本屋さんで見つけられたのがこの「七瀬ふたたび」でした。
そういえば以前NHKでテレビドラマ化されていて見たかったのを思い出しました。とっても面白いです。書き出しからドキドキします。

books183「空港25時間」鎌田慧さん(講談社文庫)

2010年08月24日 00時25分52秒 | books
空港<25時間> (講談社文庫)
鎌田 慧
講談社

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「狭山事件の真実」を探しに行ったブックオフで、「狭山事件の真実」がなかったので代わりに買ってきた鎌田さんのご本。
私の尊敬する鎌田さんのご本を読む時には、気合いを入れて「読むぞぉ~、たるんだ日常の自分の目を覚まさせるぞぉ~、世の中にはまだまだオマエの知らない社会問題がいっぱいあるんだぞぉ~」という心構えをしているのですが、このご本は鎌田さん自身が「わたしは飛行機が大好きなのだ」(あとがき)と書かれているように珍しく肩の凝らない読み物で、楽しく読ませていただきました。
私はめったに乗れない飛行機よりも「バス」がとっても好きなんですが、飛行機に乗ったらずっと窓から外を眺めていたいという気持ちはよくわかります。でも出張なんかだと飛行機の中までその日の仕事の準備でテンぱってたりするんですよねぇ~。
この本は「飛行機は誰が飛ばしているのか」を描いた本です。

books182「狭山事件の真実」鎌田慧著(岩波現代文庫)

2010年08月09日 21時28分10秒 | books
狭山事件の真実 (岩波現代文庫)
鎌田 慧
岩波書店

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大学生の時に出会った「狭山事件」は、明治公園での支援集会における警察・機動隊によるものものしい警備だけが印象に残っています。
そしてその集会で地べたにあぐらをかいて仲間のろう学生に手話通訳をしている学生を見かけた事も決して忘れません。
最初は、背中のリュックを機動隊員につかまれて「持ち物検査」された警備の厳しさが「狭山事件は何か恐ろしいモノ」と思わせたけど、狭山事件に関する勉強を重ねるごとに「狭山事件は何か大きな権力が不当に押さえつけているモノ、権力にとって都合の悪い事件」ということが僕にもわかってきました。田舎の高校を出たばかりで「差別」なんて言葉も全然知らなかった僕を少しずつ育ててくれた裁判でもあったと思います。
一方でそんな集会に参加しているろう学生とその仲間の学生を「羨ましく」感じたように思います。”僕もいつかあんな風に友人のろう者に社会問題を扱った集会で手話通訳できるようになりたい。””思想・信条でも共感できるようなろうの友人を持ちたい”と思ったものです。
さて、私の尊敬する鎌田慧さんの書かれた「狭山事件の真実」は帯にこんな風に書かれています。
再審開始は実現するか
 事件の謎を解く労作-典型的な冤罪はいかにしてつくられたか
 石川さんはなぜ偽りの自白をしたのか

折しも7月30日『布川事件』の再審第2回公判が行われた事を新聞が報道していました。
 鎌田さんの書かれる文章には「安易な批判」や「感情的な判断」がありません。作中に登場する人物に寄り添い「事実」だけを一つ一つ丁寧に描き積み上げていくことによって、「事実」がどれほど「裁判結果」と隔たっているかを我々に強く教えてくれるのです。
 だから前半「第6章 私は殺していない!」が始まる前までは、石川さんがむしろ自分から進んで警察の誘導に乗っかって自白する様子に歯がゆい思いをしたくらいです。
 後半は
「第7章 見送った死刑囚と文字の獲得」
「第8章 不思議な『証拠物件』」
「第9章 東京高裁・寺尾判決」
「第10章 自分で書いた上告趣意書」
「終章  『見えない手錠』をはずすまで」
「エピローグ」

 石川さんが獄中において文字を獲得する経過に始まり、上告趣意書を書くまでが描かれていますが、あまりにも不可思議な「証拠」ばかりで、もし狭山事件が裁判員裁判で扱われることとなったら検察及び裁判官は世間の笑いものになるのではと思います。

books181「医師がすすめる50歳からの肉体改造」川村昌嗣著(幻冬舎ルネッサンス新書)

2010年07月28日 22時21分54秒 | books
医師がすすめる50歳からの肉体改造 (幻冬舎ルネッサンス新書)
川村 昌嗣
幻冬舎ルネッサンス

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一方で連日ラーメン食べながらこういう本を読んでいるというのがそもそも人生とはままならないものです。
この本は、「歩きながらお腹を引っ込めたり緩めたりする運動」というのと「もったいないからゆっくり食べる→バカ食いを回避するという食事療法」を提唱しています。
わかりやすいし、考え方もシンプルで良いです。気がつくとお腹を引っ込め「運動」やってますが、「食事療法」の方はなかなか実行が難しいです。102ページに「食べるに追いつくダイエットなし」という小見出しが付いていて、これを座右の銘(ざゆうのめい)としたいと思います。

books180「カラー版写真と絵で分かる手話単語・用語辞典」田中清監修(西東社)

2010年07月26日 21時32分36秒 | books
カラー版 写真と絵でわかる手話単語・用語辞典

西東社

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この本の題名に「カラー版」とありますが、2002年8月に「2色刷版」が出ていた同書の「カラー版」なのです。
驚くことに内容は2002年版と全く変わっていません。私が気づいたのは1カ所「フロッピー」という単語のタイトルが「USBメモリ」に変更になっていた1カ所でした。(従って田中清(きよ)さん砂田アトムさんも高野さんも「若い」!)
2002年版で2色刷だったすべての手話写真が「カラー」になっています。イラストまで「カラー」にお化粧直しをして載っています。
ですから2002年版を持っている方は特に買い直すことはないかもしれませんが、「カラー」になって写真に立体感が出てより見やすくなっていますし、価格が前回と同価1,500円+税と安いので買い直しても良いかもしれません。
この本は手話辞書なんですが、「単語・用語辞典」とあるように手話単語が「あいうえお順」ではなくカテゴリー別に載っています。検索する時には巻末の日本語「さくいん」から調べるわけです。
辞書を引きながら前後にある関連用語を覚えていくと楽しく覚えられるように思います。
それと収録単語巣は1800字程度と多くないのですが、選択されている単語が(これはあくまでも私個人の印象にすぎないのですが)的を射ているのです。つまり実用的な単語がセレクトされている気がします。
コンパクトなサイズでカバンに入れて持ち運びやすいし、私の好きな辞書の一つで、お勧めなんですよねぇ~。
【収録手話単語カテゴリー】
■基本会話
あいさつ
お礼
イエス、ノー
お詫び
あいづち
自己紹介
質問する

■基本用語集

家族
数詞
日時
行事
程度
場所
地名
方角
国名
乗り物
道案内
天気
自然

教育関係
仕事関係
ショッピング
食事

生活
冠婚葬祭
趣味
習い事
スポーツ
レジャー
パソコン関連
恋愛
病院
症状
病名
トラブル関係
修飾語
述語
動詞

books179「聴覚障害者の労働場面における情報保障のあり方の研究事業報告書」全通研

2010年07月01日 23時22分20秒 | books
全通研(全国手話通訳問題研究会)が今年3月末に出した「聴覚障害者の労働場面における情報保障のあり方の研究事業報告書」はとっても勉強になりますよ!
全通研ホームページの「資料」のコーナー(http://www.zentsuken.net/siryo.html)に全文掲載されています。ちょっとファイルがでかいですが(16.7MB)、二分割版もあります。是非ダウンロードしてお読みください。
例によって<もくじ>を紹介しておきます。

<もくじ>
第1章 調査研究の概要
第2章 企業へのアンケート調査結果
第3章 訪問調査結果
第4章 海外調査
第5章 聴覚障害者の就労の実態
第6章 調査結果から見えてきた現状と課題
 1.聴覚障害者の労働環境の改善のためのコミュニケーション保障の必要性
 2.手話通訳・手話によるコミュニケーション保障の必要性
 3.聴覚障害のための支援組織・支援体制作り
 4.手話通訳派遣制度の利用促進と公的制度の構築
第7章 聴覚障害者の労働場面における情報保障のあり方についての緊急提言
<資料編>
資料1「障害者介助等助成金」の「手話通訳担当者の委嘱助成金」概要
資料2-1 岩山 誠氏「聴覚障害者を就労をめぐる現状」
資料3-1「イギリスの論文集」
資料4 職場改善好事例集
資料5 オーストラリアろう者協会「ろう者にやさしい職場を作るには」
資料6 大阪ろうあ会館事業報告書より
資料7 第一次調査票
資料8 第二次調査票


最後にどんな項目が「緊急提言」として整理されているかを紹介します。
〔企業向け〕
(1)手話通訳派遣制度の有効活用
(2)手話通訳のできる職員の配置
(3)手話学習会の促進(みんなが手話で気軽に話せる環境作り)
(4)障害者支援組織の設置
〔政府・自治体向け〕
(1)「手話通訳担当者の委嘱助成金」の拡充
(2)コミュニケーション支援事業の労働場面への利用促進
(3)聴覚障害者の就労支援体制の充実
(4)障害者差別禁止法および情報・コミュニケーション保障法の制定

以上です。ちょっとボリュームのある報告書ですが、地域で「聴覚障害者の労働問題」を学ぶときにはとっても参考になりますよ。是非お読みください。