観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「薄桜鬼 雪花録 碧血録」。こりゃあ女子たまらないでしょう

2011年06月16日 | 映画・ドラマ
 まずは「千と千尋の神隠し」以来見たアニメのレベル向上に拍手。凄いよね。「サザエさん」、「ルパン三世」世代だもの。
 これだけ美形剣士がそろっちゃったら女子(敢えて女性ではない)はたまらないだろうなー。みんな男気があってそれでいて男前。
 ただ、この原作者、ただの漫画ではない。史実は知っている上でのアレンジだ。なかなかに女子供の見るアニメと侮れない面白さで一挙に鑑賞。大分後にはなるが(途中、あれ、藤堂、沖田未だ生きてるのかなんてね)、最終的には死ぬべき人は死んでいるあたりの演出も憎いね。
 刀の鍔迄史実に忠実です。
 嫌味ったらしい沖田総司と近藤勇辺りはNHK大河ドラマのキャラだね。
 最後、やはりと言うか、必ず恋愛をするのは土方歳三なんだよね。これって、作者的にあの有名な土方本人の写真がイメージを膨らませ易いのだと思う。
 やっぱ人間って顔だよねと思うもの。
 近藤、沖田(これは姉ミツの息子だそうだが似てるって)、斉藤、永倉は写真が残るが、イメージ掴めないものね。むしろ「どっひゃー」ですけどね。原田佐之助は苦みばしった良い男だったらしいです。息子の茂さんの写真はぽっちゃり系だのいい人タイプだけれど…。
 なぜに伊東甲子太郎がお姉キャラなんだかな。実際、伊東先生かなりのイケメンなのに。
 歴女なんて女子って結局こうやって幕末の志士とか戦国武将をイケメンに変えて、疑似恋愛しているのでしょう。図らずも幕末の志士の本を読んでいるのだが、挿絵がわらっちゃうくらいのイケメンで、売れ筋ターゲットを女子に絞ったことが安易に解る。
 しかし、こんな新撰組に一人守られるヒロインってのも、皆さん疑似体験なのだろう。
 何はともあれ、たまんねーだろうな。こんな新撰組居たら。

 そしてもうひとつ。「冬の蛍」という幕末の男色野郎のアニメも見たが、まあ架空の人物なのだが、名前がハードボイルドでカッコいいってだけで使われちゃった秋月さんに同情したね。彼は会津藩の藩士。田島陣屋代官の息子さんだからね。子孫の皆さんに同情します。

 よろしかったら「合縁奇縁人の縁」も訪問してください。新撰組のお話第二作目連載中です。




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