観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「黄昏流星群 ~C-46星雲~」。人生の麓が見ててきた時人は…。

2011年03月08日 | 映画・ドラマ
 青春時代を終えた時、そこには何が残っているのかを問い掛ける。
 50代半ばにしてリストラされ、再就職した主人公飛鳥健太(中村雅俊)は、妻から離婚を専攻される。人生の下り坂で大きな物を失ってもそれでも生きて行かなくてはならない。劇中同様の台詞もある。
 青春を懐古したり、サラッとストーリは進んでいるように思われるが、エピソードのひとつひとつが実に深いのだ。誰もが一度は通らなくてはいけない人生の世代交代との葛藤。
 人は山頂が見えるまでは必須に登るが、下り坂には入り、麓が見えてきた時、何を思うのか、そして何が残っているのだろうか。特に、この年代に人にはジーンとくる作品だろう。

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