観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「JIN_仁_」で決まりでショ! 2009年

2009年12月14日 | 映画・ドラマ
 もう文句のつけ用が無い。初回を観て、坂本龍馬が現代にタイムスリップして来て、仁戦災が手術して、そして仁先生が幕末に行っちゃって…。単純じゃん。と思っていたら、ちっとも単純じゃないし、とうとう最終回まで、謎解きが出来なかった。
 それに毎回絡む歴史上の有名人と仁先生の接点も自然で、この原作者が並外れた人だということが伺える。
 前にも書いたが、内野聖陽の坂本龍馬がかなりいい。イメージとは掛け離れた容姿だが、内面的に龍馬そのもの。そして久し振りの大沢たかお。この人って決してイケ面じゃないじゃん。普通に会社にいたら並み。なのに、人気俳優ってことはそれなりのオーラとか力あるんだろうあと思ってたら、そのとおり。上手いは。
 綾瀬はるかも可愛いし、中谷美紀もかなりいい。何より、麻生祐未には拍手を送りたい。「坂の上の雲」でも書いたが名作にはおたんこ俳優は出ていない。一過性の人気アイドルも出ていないのだ。だからこそ、何年先に観ても安心感があるのだ。
 最終回が楽しみである。

「坂の上の雲」司馬遼太郎の原作に忠実だ

2009年12月14日 | 映画・ドラマ
 これ、かなりいい。面白い。そして原作に忠実である。さすがに映像化jは難しいと言われただけはあるスケールの大きさだ。今後、日露戦争に入ったら、映像は更に難しくなっていくだろうが、今の所、不安は無い。
 あの、江ノ島まで歩いて行った無銭旅行まで描いてくれるとは思わなかった。異国の地で原作を読んだ自分にとってはかなり嬉しいドラマだ。
 そして出演人の素晴らしさ。秋山好古を阿部寛。厳格な軍人そして、真面目さを現している。秋山真之を本木雅弘。ほとんどメデジアに出ないこおの人が選んだ役だけある。それにしてもかれは10代、20代とそれなりに見えるから不思議だ。そして、ずっと言い続けている香川照之。彼の出る作品に「おたんこドラマ(映画)は無い」。正岡子規を彼もまた、10代、20代に見えるから不思議だ。
 女優陣だって、菅野美穂はやっぱ実力ナンバーワンだね、そして、竹下景子、原田美枝子の2人がいいお母さんを演じている。老いを隠さない竹下は、演技に自信があってからこそ出来るのだ。こんな潔い女優さんも珍しい。
 原田も若い頃のケンが全くなく、穏やかないいお母さんである。
 これ、「直江兼続」を一瞬にして吹き飛ばしたな。さすが、3年間に渡る放映だけはある。キャストもそれ見込んで、一過性のアイドルなんかは出ちゃ来ない。
 惜しむらくは、「jin_仁」と時間帯がだぶること。だって「jin_仁」の方がさらに面白いんだもん。