かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

二宮金次郎

2012-02-14 12:01:58 | その他
町内に10箇所、二宮金次郎の像が残されているらしい。
廃校になったけれど、わが母校の校庭跡の隅にもある。



ところが、この像が備前焼でできているとは知らなかった。
小学生のころは身近にあって、毎日見ていたと思うのだが、子供の頃はそんなこと気にもしていなかった。
どこの小学校でも同じなんだろうなあ・・・という程度の意識だろうか。

確かに像の後ろに製作者が記されており、

「岡山縣和氣郡伊部窯元 本家興樂園 友敬作」とある。
(ネットでみると、「興樂園」は創業340年で現在も備前焼の製造・販売を行っている)
コンクリート製の台座には、この像を寄贈された地元の方の名前があり、
昭和14年10月と記されている。
何でも二宮金次郎の像としては、これが町内で最も古いものらしい。
戦時中ゆえ、金属で作ることができなくて備前焼となったのだろうか。

ところで余談ではあるのだが、寄贈されたとされるお名前の方はこの年の4月に戦死されているのだが・・・
これはどういうことだろうか? 
戦死される前にその意思を示されたということだろうか?
それとも、遺族の方の配慮によるものだろうか?
そうではなく、同名の別の方なのだろうか?

備前焼の金次郎少年の顔は凛々しく、優しさも感じられる。




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