かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(128:オーストリア編-第十六章)

2011-01-07 13:22:50 | 旅行
≪オーストリア13日目≫
朝食は質素なコンチネンタル形式だったが、パンがおいしくなかった。
そそくさと食べ終え観光に出かける。
駅前で市電に乗ったのだが、しばらくして行き先が逆の電車に乗ったことに気が付いた。
で、ベルクイーゼル(BERGISEL)へ行ってしまった。
せっかくだから、それならばと オリンピックのスキージャンプ台を見学しようと、山道を上る。



このジャンプ台は2度のオリンピックで競技が行われている。
テレビでしか見たことがなかったジャンプ台、ジャンプ競技場。
緑の芝生に覆われたランディングバーン。
すごい傾斜だなあ! 
そして、すり鉢状の観客席。
(ケーブルカーでジャンプ台の頂上に行けるようになっているようだが、シーズンオフのため誰一人いなかった)
あのジャンプ台の頂上に行ったとしたら、私はおそらく一歩も動けないであろう。
いや立つことさえできないかもしれない。 

悪いことは重なるもので、ジャンプ台を後にして再び下の停留所まで下りた時、ガイドブックを忘れたのに気が付いた。
もう一度エッチラ オッチラ上って捜したが、結局見つからなかった。
思い直して、再び市電に乗り市街地の反対側、イン川沿いのハーフェレーカー行きのケーブルカー乗り場へ向かう。
そして、フンガーブルクで今度はロープウェイに乗り換える。。



久々にかなり長く高いケーブルカーとロープウェイに乗ったが、やはりおっかない。 
高度を上げるにつれ寒くなってきて、おまけに頂上付近でに天気も悪くなり、ハーフェレーカー(終点2,256m)に着いた時は霧雨みたいな感じになってきた。
さらに風が強く寒いので、レストハウスへ逃げ込み軽い食事をとることにした。

そうしているうちに、天気は次第に西南の方から回復し始めた。
雄大なアルプスの山々。 








インスブルック市街のはるか後方に見える白い頂の山の向こうはイタリアだろう。

気持ちがいいので、しばらくベンチで昼寝した。



3時過ぎに下山。
ロープウェイを降りてからは、歩いて旧市街へサングラスを買おうと思いうろつくがなかなか見つからない。
スーパーとデパートの中間みたいな店で、おばさん店員にすすめられたのを買う。
この後スイスのアルプスへ行くので、雪目予防のためにサングラスは必要だ。
そのあとも駅へ行ったり、スーパーで菓子(非常用)を買ったりしてのんびり過ごす。


【再び黄金の小屋根】


【聖アンナの記念柱】


夕食は、昨日昼食を食べたレストランにした。
なにせ、この店は見晴らしがいいから。
席に着き、やってきたウェイターの「こんばんは」(日本語で)に心を許してしまい、
つい、彼の勧める高めのステーキ、それにミックスサラダを注文する。

イン川の流れとアルプスの山々を眺めながら、今日もおいしくいただいた。
   ≪オーストリア編 終わり≫


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