かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(71:イタリア編-第九章)

2009-07-24 11:39:13 | 旅行
-5日目のつづき-
イタリアのティラーノを出発したベルニナ急行は、北へと向かいスイス領に入り、さらに高度を上げていきます。
途中、カンポコニョーロ、レ・プレーゼ、ポスキアーポに停車です。


【この駅はどこだっけかなぁ・・?】

車窓からの風景は、「アルプス満載」といった感じで最高です。
そして、しだいに空気が涼しくなっていくのがわかります。
しばらくは右側からの車窓風景のほうが良い気がしましたが、どちらもいいです。
そんなわけで、右の窓、左の窓へと「ワァー ワァー」言いながら風景写真を撮ります。
おとなしく座席に座っておられません。





青い空に、雪山とドイツとうひ(杉みたいな木)が映えます。

大きくカーブする箇所では、こんな風に電車の前方が見えます。


ハイライトは左側の車窓でしょうか。
峠近くなりバリース氷河、カンブレナ氷河が見えてきました。



そしてベアニナ峠、分水嶺です。

【アドリア海と黒海の分水嶺を示す看板】

分水嶺から北はイン川、ドナウ川、黒海へと注いでいるらしいです。
水の色が氷河の乳青色から青っぽく変わるのがわかりました。
この電車通過の最高地点は、2,256mとのことです。出発駅より1,800mほど高いです。
さすがにこのベルニナ急行 ただものではありません。
分水嶺を越えたということで、同じツアー仲間のYさん購入の赤ワインで乾杯  !
ごっつぁんです!
名古屋のえびせん“ゆかり”やチーズも出てきます。

今度は、雪山を見ながらしだいに高度を下げ始めます。





夕方5時頃ポントレジーナ駅に到着です。


電車から降りると、空気が気持ちよく感じられました。
先回りしていたバス運転手のフランコが出迎えてくれ、バスに乗り込み駅対岸のホテルへと向かいます。


【駅からの眺め】

空気が旨そうな町です。

本日のホテルは5ツ星だとか。


クローネンホフ ホテルです。

部屋はとても広く単スイートといった感じで、すばらしい部屋です。
ツアコンのAさんが現地旅行会社に、「窓から氷河が見える部屋」とリクエストしてくれたのだそうです。
有難うございます。
部屋には窓が3つあり、U字谷、その奥に雪山、氷河の見える窓、サン・モリッツ背後の山並みの見える窓がありました。



同じツアーグループの中でも部屋にばらつきがあるとのことでしたが、我々の部屋が最もいい部屋だったのかもしれません。
部屋で少し休んでから、町を散策しました。



アルプスにいだかれた、こじんまりしたいい町です。
夕食はホテル内のレストランです。
ツアコンAさんのお話だと、「シーズンならば、とても気を遣うレストランだとか・・」
やはりヨーロッパは怖いです。
カッコが大切です。
でもそんなこと・・・こちとら、なーんも知らん日本人客です。
大目に・・
≪つづく≫