かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

佐田岬あっちこっち(1.須賀の森)

2009-03-04 11:36:15 | 風景
2月上旬、奥さんを伴って初めての佐田岬半島ドライブに出かけました。
まずは、めったに行くことがなかった瀬戸内海側へ向かってみました。
ということで訪れたのは、旧瀬戸町の三机(みつくえ)です。


 ここは、美しい湾があり、この湾の地形や水深がハワイの真珠湾に似ているということで、第二次世界大戦の際に、特殊潜航艇の訓練が極秘で行われた場所として知られています。


【三机湾と須賀の森 この日はやや靄っていてくっきり見えません】

そして湾内に、木が生い茂って森のようになった砂嘴がひとつあります。
この森全体が県指定天然記念物になっているそうで、須賀の森とか須賀公園とかと呼ばれています。
ここは、海水浴場やキャンプ場が整備されており、夏は賑わうようです。
私たちが訪れた日はシーズンオフだからでしょう、2、3人にしか出会いませんでした。


公園の入り口です。
大きな青石(緑色片岩)で作られたゲート(?)があります。
公園内にはウバメガシ他、たくさんの木々が繁茂しており、夏は涼しそうです。
ウバメガシは樹齢400年以上だそうです。
最古樹齢1,250年のビャクシンもあるそうですが、どれかわかりませんでした。

【公園入り口の看板】

そしてこの森には、八幡神社ほかたくさんの神社があります。

【八幡神社】


【神社境内】


【境内にはいろいろな石碑が並んでいます】


【石燈篭】

燈篭のひとつには「天明三年」(1783年)と刻まれております。
調べてみると、この八幡神社は、かの宇佐八幡宮の分社で、天平5年(733年)の創立だそうで、御神殿は明治31年に新築されたそうです。
なかなか歴史のある神社のようです。

ところで、ここの地名「三机」というのは、少し変わっていますが、古名は「御着江」と称したそうです。
宇佐八幡の分霊が流れ着いたので、「御着江」なのだそうです。
なるほど! 

でもその後、どういういきさつで現在の「三机」になったのでしょうか?
(昔の地名の方が趣があるなあ~ ・・・独り言)

なお、この三机湾は、宇和島藩主の参勤交代の際、寄港地として利用されていたようで、そのために6艘の舟が常備されていたそうです。

これからも時々機会を見つけて、この半島の探検に出かけたいと思います。


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