かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

牛鬼な煙突

2008-10-28 11:05:18 | 田舎の生活
 朝刊一面は『東証バブル後最安値』です。世界経済どうなるのでしょうか。

ということとは関係なく、2年半前の家のリフォームに伴い、風呂周りは全面的に新しくしたのですが、先日投稿したように、煙突がいかれました。わずか2年3ヶ月という短さで。
おまけに、業者さんの話では、我が家に取り付けた風呂釜は、もうそのメーカーが製造中止したそうです。さらに追い討ちをかけるように、その業者は「いやー この風呂釜も薪を燃やすと数年しか持ちませんよ」と。
・・・「なにい~!?」
では、煙突を新しいものに取り替えても、次は釜かい!?
「えー 今後風呂釜に不具合が出たらどうしてくれんねん」といったところです。でも、恨み言を言ってもしかたないようです。風呂釜は空焚き防止センサー(灯油燃焼時)の取り付けが義務付けられたとかで、そのメーカーはこのタイプの風呂釜の製造を「やーめた」となったそうです。全く困ったものです。
需要が減ってきたということなのでしょうねえ。消費者切捨て、一度売ってしまえば後は「わてらしりまへん」という“売り手ご都合主義”のようにも思えてくる。
これは修理すればまだ使えますよ。捨てるのもったいないですよ」の時代から、いつのまにか「こりゃあ、修理するより新しいのを買ったほうが安いですよ」の時代になってしまった。
その結果、この世の中どんなことになったのだろう。

ということで、先日土曜日にやっと業者さんが材料を持ってきてくれて、新しい煙突を取り付けてくれました。今回のもステンレス製ですが、前回のが厚さ0.3ミリ、今回のは0.5ミリとのことです。たかが0.3対0.5ですが、触ってみると、確かにぶ厚く感じます。おまけに、今回のはスパイラル加工(?)されており、表面にらせん状に突起があります。きっと丈夫なのでしょう。
さらに、前回の失敗を踏まえて、今回は斜め真っ直ぐに取り付けました。


前回のは、軒下でL字形に2度曲げるという構造になっていたため、直角に曲がった箇所に高熱がたまって、煙突の寿命を縮めたに違いありません。
今回は斜めとはいえ、直線で上に向いているため、熱の流れはスムーズに行くと思っております。さらに、煤もたまりにくいのではないだろうか、と期待しております。
「煤掃除が楽になる」???? 

斜め上に延びた煙突を前面から眺めていると、首を長く伸ばした“牛鬼”が迫ってくるように見えてきます。これからは、“牛鬼くん”と呼ぶことにしようかと思います。


牛鬼くん

こうして一昨日、1週間ぶりに薪で風呂を沸かすことが出来ました。幸せです。
やはり、温水器からの湯を浴槽に溜めたものより、薪で沸かしたほうが温かく感じられ、冷めにくい気がします。温水器の湯は、身体の表面だけ暖まるといった感じですが、薪で沸かした湯は、身体の芯まで温まる感じがします。あらためて薪風呂のありがたみを実感したしだいです。

新調なった煙突ですが、少し不具合の種も出てきました。この先厄介なことにならなければよいのですが・・・。

この煙突の話は こちら 「煙突の悲劇、そして」(2008年10月17日参照)
牛鬼の話は こちら 「牛鬼と四ツ太鼓」(2008年10月11日参照)


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