かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

栗皮むき器

2008-10-25 11:31:39 | 田舎の生活
一昨日、松山の親戚が今年も大きなたくさんの栗を持って来てくれました。
 栗は美味しいのですが、皮をむくのが大変で、手や指が痛くなるというのが難点です。
そんなことを経験しているものですから、たくさんの栗を前にして奥さんはたじろいでおります。私とて同様です。
そんな奥さんが、「栗皮をむく道具をチラシで見たことあるけど、使い勝手、値段はどうなのかなあー?」と言いながら、昨日インターネットで調べておりました。そうして、専用の器具を見つけたようです。
私もその器具の画像を見せてもらったのですが、画像を見ただけではどういう風に使うのかピンときません。
ただ、その商品を購入して使った人たちのコメント・評価などを読んでいると、S社の“栗くり坊主”とネーミングされた皮むき器は、なかなか評判がいいようでした。
心が動きますが、なかなか決断が出せません。
そのうち、奥さんは動画も見つけたようで、実際に皮をむいている映像を見ることができました。それをみると、楽にきれいにむいておりました。そして、奥さんは「決めた!買おう」と。
その決断を受けて、私は昨日の午前中車を走らせること40分、町のホームセンターへ行きました。



そうすると、1個だけ栗皮むき器がありました。見ると、“栗くり坊主”とあり、パソコンで見たものによく似ています。「これだ!」と思い、手にとってメーカーを見ると「P社」とあります。
器具の形・色などがそっくりで、ネーミングも同じですが、メーカーが異なるようでした。
とはいえ、この町の店にはこれ1種類しかないようでしたので、それを買って帰りました。
そして、家に帰ってから早速、沸騰した湯に栗を3分間入れて、冷めてから皮むきに挑戦です。



すると、どうでしょう。快適です。去年の手・指イタイイタイ作業が、ラクチン作業になりました。
この器具ははさみのように取っ手が2本あるので、包丁より楽です。
この器具のポイントは、いくつかあると思いますが、刃の部分の片方がノコギリのようにギザギザになっているということと、両方の刃がはさみのように平行ではなく、角度がついていることがミソのようです。
さらに、刃はドライバーで簡単に取り外しが出来るようになっているので、切刃とギザ刃を入れ替えれば、うちの奥さんのような左利きの人も大丈夫です。
“栗くり坊主”は優れものです。

ラクチンとはいえ、1時間以上も皮むき作業をやると、さすがに疲れてきました。
いただいた栗は4キロ余りあったようで、まだまだ生のまま順番を待っている栗が2.4キロもあります。

ところで、S社とP社が同じデザインで同じネーミングの器具を販売していることを不可解に思いましたが、登録していないからだろうか?とも思いました。
ところが、買ってきた器具のケースを見てみると、「実用新案登録済、意匠登録済」とあります。改めて、インターネットでS社の製品を見てみると、こちらも同じように「登録済」とあります。
これは一体どういうことでしょう? どちらかが違法に販売しているのだろうか?
あらためて、買ってきたP社の器具をまじまじと見ていると、器具の金属部に「S社」の刻印があります。
ということは、S社とP社が製造と販売を分担しているということなのでしょうか。いずれにしろ、違法ではなく業務提携、あるいは系列会社のようです。
“栗くり坊主”は、ホームセンターで1,980円で購入しました。毎年親戚から栗がくるのであれば、高くないでしょう。

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