サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

きれい寂び/小堀宗慶(茶人)/88歳

2011年04月27日 | 毎日がメメント・モリ

小堀宗慶氏(遠州茶道宗家)が死去


読売新聞 4月26日(火)0時22分配信


 小堀宗慶氏 88歳(こぼり・そうけい=遠州茶道宗家)24日、肺炎で死去。告別式は28日午前11時、東京都練馬区桜台6の20の19広徳禅寺。喪主は長男で遠州茶道宗家13世家元、宗実(そうじつ)氏。

名前の通り、小堀遠州の系統であり、現代の茶道界にも大きな影響を与えた人だ。
小堀遠州は、千利休、古田織部という茶道の本流を受け継ぎ、初期徳川家の茶会(サロン)の中心人物となった。
「侘び寂び」というものが武士の時代のひとつの日本的美意識の根底に置かれたが、小堀遠州のそれは「きれい寂び」といわれるもので、「平和」な徳川文化のひとつの流れを表現してもいる。
小堀宗慶は、絵にしても書にしても、深い美意識を持ったアーチストであった。
「数奇者」の系譜をよく現代に体現した人で、僕も展覧会に行ったことがある
シベリア抑留が4年間あり、雪深いシベリアで春になってひっそりとしかし力強く咲く花をさりげなく描いた絵が、とても印象に残った・・・合掌!

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