元ワイルドワンズ渡辺茂樹さん死去、63歳 キャンディーズの最後のシングルを作曲
デイリースポーツ 3月19日(水)0時50分配信
グループサウンズ(GS)「ザ・ワイルドワンズ」の元メンバーで音楽プロデューサーの渡辺茂樹さんが15日に死去していたことが19日、分かった。63歳だった。
通夜は20日午後6時から、葬儀・告別式は21日午前11時から東京都品川区荏原1の1の2、霊源寺で営まれる。喪主は妹の大竹美歌(おおたけ・みか)さん。
渡辺さんは1968年、ワイルドワンズに加入した。キーボード担当で、愛称はチャッピー。シングル「バラの恋人」などがヒットした。71年にバンドが解散した後は、キャンディーズのバックバンド「MMP」に参加。キャンディーズの最後のシングル「つばさ」(78年発売)を作曲した。
MMPはスペクトラムに発展したが渡辺さんは参加せず。GSのメンバーを集めたタイガース・メモリアル・クラブ・バンドに参加したほか、2006年にはワイルドワンズの再結成に参加した。
ワイルドワンズがデヴューしたのは1966年、僕の中学生の頃だ。
デヴュー曲はもちろん、『思い出の渚』。
グループサウンズの走りであったが、僕らからすると加山雄三が名づけ親でもあるし、慶応義塾のお坊ちゃんたちの品行方正なバンドだなぁという感想だった。
ブルーコメッツとこのワイルドワンズだけが、その頃はNHKでも出場OKであったという話も頷ける。
渡辺茂樹はチャッピーという名称で人気があったが、デヴュー当時には名前を連ねていない。
音楽一家だったチャッピーは16歳でその技量が買われ、バンドにスカウトされたのだ。
またワイルドワンズはその後再結成され、懐かしものの常連ともなりライブでも人気も出たが、この再結成にもチャッピーはからんでいない。
僕たちからするとその後の渡辺茂樹はその音楽性の高さもあり、若手を育てたり、キャンディーズのバックにたって曲をプロデュースしてたりの方が、印象深い。
考えてみると、「なつかしバンド」として再結成することはそれはそれで意味のあることには違いないが、彼らの「大将」でもある加山雄三は昔の曲を請われて歌っても、なにかまだ「青春」の現役の香りがする。
それほどオーラを放ち続けているのかもしれない。
あとは、やっぱりジュリーかな・・・合掌!