安西マリアさん死去=歌手「涙の太陽」がヒット―60歳
時事通信 3月16日(日)20時45分配信
ヒット曲「涙の太陽」で知られる歌手の安西マリア(あんざい・まりあ、本名柴崎麻利子=しばさき・まりこ)さんが15日夜、病気のため東京都内の病院で死去した。60歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で行う。
19歳だった1973年に「涙の太陽」で歌手デビュー。50万枚を超えるヒットとなり、同年のレコード大賞新人賞を獲得した。エキゾチックな顔立ちで人気を博し、女優として映画などでも活躍。一時活動を休止したが、最近数年は再び歌番組などに出演していた。
先月20日、自宅で心臓の痛みを訴え入院。急性心筋梗塞と診断され集中治療を受けていた。
安西マリアは僕と同年齢だ。
デヴューは19歳の時であったが、よく覚えている。
エミージャクソンが英語で歌っていた「涙の太陽」を湯川れい子が日本語に訳して「ギーラギーラ太陽が・・・」という
あの曲になって50万枚の大ヒットとなり、新人賞も受賞したのだ。
祖父がドイツ人であったこと、そして銀座の一番とも言えるクラブ「徳大寺」で働いていてスカウトされたということで、
ちょっとアイドルのデヴューとして、異色だった。
「チョコレート・マリア」と呼ばれていたが、グラビジでの水着写真も大胆で健康的だった。
しかし、5年ほどで、事務所とのトラブルで引退、ハワイに移住したりしたが結婚、離婚を繰り返し、忘れられた人となった。
復帰したのは、2000年、もう47歳の時である。
たぶん客のほとんどは、自分の70年代を懐かしむ世代であったろう。
声量もあり成熟したパフォーマンスで頑張って仕事をとっていたようだが、「チョコレート・マリア」のはちきれそうな溌剌さは、当然のようになかった。
アイドルにとって、年を取ることは、酷いことでもある・・・合掌!
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