サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

ハリス君/川上のぼる(腹話術師)/83歳

2013年09月08日 | 毎日がメメント・モリ

腹話術師・川上のぼるさん死去 国内の第一人者

朝日新聞デジタル 9月8日(日)19時59分配信


国内の腹話術の第一人者だった川上のぼるさん=2007年9月、大阪市北区の天満天神繁昌亭

 川上のぼるさん(かわかみ・のぼる=腹話術師・NPO法人「日本腹話術師協会」名誉会長、本名川上登〈かわかみ・のぼる〉)が7日、心不全で死去、83歳。通夜は9日午後7時、葬儀は10日午前11時から大阪府茨木市東宮町7の6のセレモール花廣。喪主は長男優(まさる)さん。

 京都市出身。17歳の時に自作の人形で腹話術を始めた。1951年開局したばかりの朝日放送ラジオの「ハリスクイズ」の司会者になり、「一等賞! ハリスのチューインガムをどうぞ」のセリフでおなじみとなった。国内の腹話術の第一人者でテレビ番組などでも活躍する一方、教室を開いて一般への普及に尽力した。96年に上方お笑い大賞の特別賞を受けた。

今は腹話術師としては、いっこく堂がよく知られているが、僕たちより上の世代では、川上のぼるさんということになる。
学生時代から余興で人気が出て、大学生タレント第1号として、ずいぶん稼いだらしい。
僕は「スチャラカ社員」で見たのが最初だったかもしれない。

川上のぼるさんの「相棒」はハリス君であるが、僕は腹話術というか、「相棒」の人形というかが、怖くてしょうがない。
これは、日本でもそこそこヒットしたと思うのだが、『マジック』を見て以来である。
若き日のアンソニー・ホプキンズ が、多重人格のマジシャンを演じている。
監督はリチャードアッテンボロー、原作・脚本はウィリアム・ゴールドマンと豪華であるが、ホプキンズ演じる主人公も怖いが、人形のファッツ君が夢に出てきそうな怖さである。

サイコスリラーの名作であるが、夜中にファッツ君のような人形が寝室にでも置かれていたら、悪夢にうなされそうだ。

川上のぼるさんのハリス君は、ハリスのチューインガムの宣伝にもなったような、可愛らしい造形なのだが・・・合掌!
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿