サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

mini review 06162「輪廻」★★★★★★☆☆☆☆

2006年07月30日 | 座布団シネマ:や・ら・わ行
『THE JUON/呪怨』で日本人初の全米興行ランキング第1位を獲得した、清水崇監督の最新作ホラー。輪廻転生をテーマにしたミステリアスな物語をノンストップの恐怖で一気に見せる。ふだんは明るい優香が、徐々に追い詰められて行く女優を迫真の演技で見せる。共演は『深呼吸の必要』の香里奈。監督役の椎名桔平のなりきりぶりもさまになっている。米国をはじめ海外での公開も決まり、リメイクの話も殺到中だという話題作。 . . . 本文を読む

mini review 06161「プライドと偏見」★★★★★★★☆☆☆

2006年07月30日 | 座布団シネマ:は行
「ブリジット・ジョーンズの日記」の基になった、ジェーン・オースティンの小説「自負と偏見」を美しい田園風景を背景に映画化したラブストーリー。主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』でブレイクしたキーラ・ナイトレイ。監督は本作が長編デビュー作ながら見事にこの名作を描ききったジョー・ライト。オール・イギリス・ロケで撮った由緒ある豪邸の数々も要チェック![もっと詳しく] 漱石も絶賛した . . . 本文を読む

mini review 06160「シン・シティ」★★★★★★★★★☆

2006年07月10日 | 座布団シネマ:さ行
『デスペラード』のロバート・ロドリゲス監督が、アメコミ界の人気者で本作の原作者でもあるフランク・ミラーとタッグを組んだ最高に刺激的なエンターテインメント・ムービー。ハリウッド中の俳優たちが出演を希望しただけあり、ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、イライジャ・ウッドなど豪華メンバーが勢ぞろいした。白黒を基本とした映像に、赤い血や口紅の色をカラーで映し出すアイデアは斬新かつ強烈だ。[もっと詳しく] . . . 本文を読む

mini review 06159「スタンドアップ」★★★★★★★☆☆☆

2006年07月09日 | 座布団シネマ:さ行
女性鉱山労働者になったシングルマザーが、男性社会の中で耐え難いセクシャル・ハラスメントを受け、立ち上がるまでを実話に基づいて描いた感動作。アカデミー賞女優であるシャーリーズ・セロンが迫真の演技を見せる。監督は『クジラ島の少女』のニキ・カーロ。特別でない普通の女性がつまずきながらも、やがては回りの意識さえも変えていく過程は号泣必須。[もっと詳しく] S・セロンはハリウッドの乱痴気騒ぎや虚飾には、 . . . 本文を読む

mini review 06158「ランド・オブ・プレンティ」★★★★★★★☆☆☆

2006年07月02日 | 座布団シネマ:や・ら・わ行
『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』など、数々の名作を世に送り出してきたヴィム・ヴェンダースが、16日間という奇跡的な短さで一気に撮り上げた最高傑作。純粋で、正義感の強い主人公ラナには、TVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」のミシェル・ウィリアムズ。戦争体験から来るトラウマを抱えるラナの伯父ポールを、『エンド・オブ・バイオレンス』のジョン・ディールが熱演。戦争とは何を生みだすもの . . . 本文を読む

mini review 06157「PROMISE プロミス」★★★★★★☆☆☆☆

2006年07月01日 | 座布団シネマ:は行
中国の巨匠、チェン・カイコーを監督に迎え、圧倒的なスケールで描くアクション・ファンタジー大作。主演に『ラスト サムライ』で世界にもその名が知れ渡った真田広之と『ブラザーフッド』のチャン・ドンゴン。ワイヤーアクションと特殊効果の融合で、まるでマンガのコマ割りをそのまま映画化したようなおもしろさ。緻密(ちみつ)な脚本は観るものの心を最後までとらえて離さない。[もっと詳しく] 日本神話の荒ぶる神々の . . . 本文を読む