サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

蓄音機の日

2005年07月31日 | インドア歳時記
7月31日は「蓄音機の日」。1877(明治10)年、エジソンが蓄音機の特許をとったことに由来している。 日本に伝わったのはその1年後、お抱え技師のユーイングという人が、当時Phonographといわれていた「蓄音機」を新聞記事から現物に再現してみせたという。 「音を記録する」というのは、画像(写真)の記録と共に、すごい衝撃であったと思う。 僕らの小さい頃は、お金持ちの家には手廻しのSPプレー . . . 本文を読む

プロレスの日

2005年07月30日 | インドア歳時記
7月30日は「プロレスの日」。1953(昭和28)年、力道山が中心となり日本プロレスリング協会が結成された。 僕の生まれた年である。街頭テレビの力道山の活躍にみんなが狂喜したのは、僕らより少し前の世代である。僕らは、テレビプロレスで育った。 いまより、もっと、見世物的であった当時のプロレス。噛み付きブラッシーに興奮して、リングサイドだけでなく、自宅で老人がジョック死なんて記事が出ていた頃だ。 . . . 本文を読む

アマチュア無線の日

2005年07月29日 | インドア歳時記
7月29日はアマチュア無線の日。 日本アマチュア無線連盟が1973(昭和48)年に制定。アマチュア無線の健全な発達と知識の普及を目的とした記念日である。 アマチュア無線に夢中だった友人がいる。父親が外国航路の船長で、たぶん父親のもっていた機材なのか、彼の部屋には、世界中の通信相手との記念証明書みたいのが、たくさんあった。実演してもらったけど、ちょっと、工作員みたいで、羨ましかった。 無線ファ . . . 本文を読む

乱歩の日

2005年07月28日 | インドア歳時記
7月28日は日本の探偵小説、推理小説の生みの親、江戸川乱歩が亡くなった日。 僕たちは「世界文学全集」や「日本文学全集」よりも、乱歩の快刀乱麻の探偵談や、怪奇と淫靡な物語の世界に夢中で育った。 乱歩は明治27年三重県名張の生まれ。幼いときから母親が読む黒岩涙香の大衆小説に夢中だった。14歳の時には父親に手押し印刷機を買ってもらい、夢中で、私家本をつくったようだ。早稲田に入り、海外ではエドガー・ア . . . 本文を読む

光化学スモッグ警報発令の日。

2005年07月27日 | インドア歳時記
7月27日は、東京都で「光化学スモッグ注意報、警報の発令」がスタートした日(1970年)。 いまは、どうなっているんだろう。 「スギ花粉情報」は街角で見られるようになったが。 今後、いろんなセンサー、モニタリング技術が発展すれば、あらゆる空中浮遊物質の測定結果が公開されるようになるかもしれない。 あるいは、社会的影響を考えて、隠されるのかもしれない。 この間の「アスベスト」騒ぎ。僕らの大学 . . . 本文を読む

ポツダム宣言記念日

2005年07月26日 | インドア歳時記
7月26日は「ポツダム宣言」発表の日。 1945年、ベルリン郊外のポツダムで、米・英・中国が、戦争終結、日本の無条件降伏などについて会談し「ポツダム宣言」として発表した。 原爆投下、ソ連参戦を経て、日本が受託したのは8月14日。翌15日が、天皇による玉音放送となる。 「ポツダム宣言」から「終戦」までの約3週間。広島、長崎は原爆投下にあい、ソ連参戦により、中国大陸で、多くの日本人が殺され、また . . . 本文を読む

最高気温記念日

2005年07月25日 | インドア歳時記
7月25日は「最高気温記念日」。1933年(昭和8年)、山形で40.8度が記録された。 ちなみに、最低気温は、1902年(明治35年)、北海道旭川で記録されたマイナス41度。 7月25日は「夏氷の日」ともいわれ、語呂合わせから来ている。 冷房に慣れてしまった僕たちは、本当の「体感温度」に鈍くなってしまっている。 うだつような暑さの中、喫茶店に行く金もない僕たちは、神社の階段ベリで遊んだ。鳥 . . . 本文を読む

劇画の日

2005年07月24日 | インドア歳時記
7月24日は「劇画の日」。1964年(昭和39年)、青林堂が劇画雑誌「ガロ」を創刊した。 もともと、白土三平の「カムイ伝」を掲載するために創刊されたようなものだ。 創刊号からふくめて70年代終盤までのガロを僕は持っていた。ただし、1964年は、僕はまだ小学生だから、たぶん、古本屋で買ったか、誰かにもらったのだが、記憶がない。 70年代の僕は、創刊雑誌マニアであらゆる創刊誌を偏愛していたが、いく . . . 本文を読む

宮崎勤が逮捕された日

2005年07月23日 | インドア歳時記
7月23日は「連続幼女殺害事件の宮崎勤が逮捕された」日である(1989年) M君の事件として、その後、多くの解説本や、その事件を題材にとった本が書かれた。 しかし、本当のところ、Mの<異常>と<正常>を分かつ一線がわからない。 「祖母の死」「手指の損傷」「父との確執」-----多くのエピソードは、Mを生んだ背景を解説するが、多かれ少なかれ、幼児期から思春期に、多くのものが、病理を持つ。 暗 . . . 本文を読む