サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

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mini review 11547「卵/ミルク/蜂蜜 ユスフ三部作」★★★★★★★★☆☆

2011年12月16日 | 座布団シネマ:た行
幻想的な森を舞台に、決して戻ることのない最愛の父を待ち続ける6歳の少年ユスフの成長を通して、人間の心の機微や親子のきずなを情感豊かに描く感動作。デビューからわずか5作で現代トルコ映画界を代表する監督となった新鋭セミフ・カプランオールが、心に寂しさを抱きつつも、残された母を守るために大人への第一歩を踏み出す少年ユスフのけなげで一生懸命な姿を、絵画のように神秘的な映像美とともに映し出す。第60回ベルリ . . . 本文を読む
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mini review 11529「小さな村の小さなダンサー」★★★★★★★☆☆☆

2011年07月16日 | 座布団シネマ:た行
オーストラリアでベストセラーとなった、リー・ツンシンの自伝を映画化した感動作。中国の貧しい村出身の少年が幼くして両親と別れ、バレエダンサーとしての才能を開花させる過程をドラマチックに描く。本作の主演を務めるのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパルであるツァオ・チー。その母親を、『四川のうた』のジョアン・チェンが演じている。激動の時代を歩む彼の人生の変遷とともに、その並外れた踊りにも息をの . . . 本文を読む
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mini review 11527「トロッコ」★★★★★★★☆☆☆

2011年06月07日 | 座布団シネマ:た行
芥川龍之介の同名短編小説をモチーフに、懐かしい風景の残る台湾に舞台を移して再構築した、幼い兄弟の冒険と成長を叙情的につづる青春ドラマ。メガホンを取るのは、本作で長編監督デビューを飾る川口浩史。ホウ・シャオシェン監督などの名監督と共にアジアをまたに掛けて活躍するカメラマン、リー・ピンビンが撮影を担当する。少年たちの母親を演じるのは、『殯(もがり)の森』『クライマーズ・ハイ』の尾野真千子。家族のきずな . . . 本文を読む
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mini review 11523「トイレット」★★★★★★☆☆☆☆

2011年04月16日 | 座布団シネマ:た行
人生に退屈し、自分の世界に閉じこもって生きる三兄妹が、心を開いて家族のきずなを深めるまでを描く感動ドラマ。『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督が、海外で自分のオリジナル脚本の映画を撮るという念願の企画を実現。三兄妹と触れ合うばーちゃん役に荻上作品の常連もたいまさこ、謎の女性役に『西の魔女が死んだ』のサチ・パーカー。荻上作品ではおなじみのフードスタイリスト飯島奈美による美食の数々にも期待。[もっと . . . 本文を読む
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mini review 10511「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」★★★★★★★★☆☆

2010年12月22日 | 座布団シネマ:た行
『エグザイル/絆』などで世界中から注目を集めるジョニー・トー監督が、娘一家を犯罪組織に殺された元殺し屋の男の復讐(ふくしゅう)を描くハードボイルド・アクション。主演は、フランスの国民的大スター、ジョニー・アリディ、共演にはアンソニー・ウォン、ラム・シュー、サイモン・ヤムらジョニー・トー作品の常連俳優がそろう。スタイリッシュな映像美と斬新なガン・アクション、そして血脈よりも固いきずなで結ばれた男たち . . . 本文を読む
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mini review 10496「時をかける少女」★★★★★☆☆☆☆☆

2010年10月28日 | 座布団シネマ:た行
今まで何度も映像化・映画化されてきた筒井康隆原作のSF短編小説「時をかける少女」を新たな視点で映画化した上質の青春映画。母の代わりに1970年代にタイム・リープした娘の切ない体験を丁寧に描写する。ヒロインを演じるのは、アニメーション版『時をかける少女』でも主人公の声を担当した仲里依紗。その相手役の純朴な青年を『ROOKIES -卒業-』の中尾明慶が演じている。今も昔も変わらない人を思う気持ちにじん . . . 本文を読む
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mini review 10432「ディア・ドクター」★★★★★★★★☆☆

2010年01月17日 | 座布団シネマ:た行
『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督が、へき地医療や高齢化など現代の世相に鋭く切り込む人間ドラマ。本作で映画初主演を務める笑福亭鶴瓶が無医村に赴任した医師を演じ、その医師の失踪(しっそう)をきっかけに浮かび上がる彼の人物像を軸にした心理劇が展開される。『アヒルと鴨のコインロッカー』の瑛太のほか、八千草薫、余貴美子など、若手やベテランともに実力のあるキャストが集結。人間の複雑な内面をえぐり出すことに . . . 本文を読む
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mini review 09421「扉をたたく人」★★★★★★★★☆☆

2009年11月25日 | 座布団シネマ:た行
主人公の大学教授を演じた名優リチャード・ジェンキンスがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた感動ドラマ。911以降、移民希望者や不法滞在者に対して厳しい措置を取るようになったニューヨークを舞台に、孤独な初老の大学教授と移民青年の心の交流を描く。監督は俳優としても活躍中のトーマス・マッカーシー。共演は『シリアの花嫁』のヒアム・アッバス。人間関係を丹念に描いた心揺さぶる展開と、現代社会を反映した考え . . . 本文を読む
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mini review 09405「チェイサー」★★★★★★★☆☆☆

2009年10月14日 | 座布団シネマ:た行
10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をベースにした衝撃のクライム・サスペンス。狂気のシリアルキラーをたった一人で追う元刑事の追走劇が、緊迫感あふれるダイナミックかつハイスピードな展開で描かれる。長編初監督の新鋭ナ・ホンジンのもと、連続殺人鬼役のハ・ジョンウと、元刑事役のキム・ユンソクが圧倒的な演技を披露。事件 . . . 本文を読む
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mini review 09401「ダウト ~あるカトリック学校で~ 」★★★★★★★☆☆☆

2009年10月04日 | 座布団シネマ:た行
オスカー俳優のメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンが、鬼気迫る演技でぶつかりあ合う心理サスペンス・ドラマ。1960年代のカトリック系学校を舞台に、神父と児童との関係への強い疑惑を募らせていく女性校長の姿を描く。トニー賞と、ピューリッツアー賞を同時受賞した舞台劇を原作者のジョン・パトリック・シャンレー自身が映画化。善良や正義が深く掘り下げされ、観る者を人間の心の闇へと誘う意欲作。[もっ . . . 本文を読む
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mini review 09397「チョコレート・ファイター」★★★★★★★☆☆☆

2009年09月28日 | 座布団シネマ:た行
並み外れた格闘能力を持つヒロインが母の敵を討つためマフィアと死闘を繰り広げるアクション・ムービー。『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督がメガホンを取り、得意のムエタイにカンフーの要素も採り入れ、神技レベルのアクション演出の数々で圧倒する。テコンドー選手だったジージャーがノースタントでリアルファイトを披露。日本人ヤクザ役で阿部寛が出演するなど、国際色豊かな作風も見もの。 . . . 本文を読む
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mini review 09395「誰も守ってくれない」★★★★★★☆☆☆☆

2009年09月24日 | 座布団シネマ:た行
殺人犯の妹になった少女と、彼女を保護する刑事の逃避行を通じて日本社会の理不尽さを問う社会派ドラマ。『踊る大捜査線』シリーズの脚本を手掛けた君塚良一が脚本と監督を兼ね、過熱するマスコミ報道と容疑者家族の保護をテーマにした問題作を撮り上げた。兄の逮捕で世間から糾弾される少女に志田未来、彼女を守る刑事に佐藤浩市。手持ちカメラの擬似ドキュメンタリー手法が非情な社会感情を浮き彫りにし、観る者の心に迫る。[も . . . 本文を読む
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mini review 09386「東南角部屋二階の女」★★★★★★★☆☆☆

2009年09月07日 | 座布団シネマ:た行
社会に居場所がなく、くすぶっている3人の男女が、人生をありのままに受け入れて年を重ねた人々に出会うことで変化していく、ヒューマン・ドラマ。西島秀俊や加瀬亮といった若手実力派俳優と香川京子らベテラン俳優が織り成す、穏やかな交流が描かれる。監督と脚本には将来を嘱望される池田千尋と大石三知子。若者の共感できる題材が繊細(せんさい)に描写され、観終わった後にさわやかな余韻を残す。[もっと詳しく] 邦画 . . . 本文を読む
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mini review 09367「天安門、恋人たち」★★★★★★☆☆☆☆

2009年06月04日 | 座布団シネマ:た行
1989年に起きた天安門事件を、人民解放軍に弾圧された学生たちの目線でとらえた青春映画。劇的に変動する現代中国史の歴史的な瞬間を、1人の女性の人生の変遷とともに描く。監督は実際にリアルタイムでこの事件を体験した『ふたりの人魚』などの鬼才、ロウ・イエ。主演のハオ・レイとその恋人役のグオ・シャオドンは、中国映画史上初の全裸のセックスシーンにも果敢に挑む。人生につまずき、戸惑いながらも必死で生きる女性 . . . 本文を読む
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mini review 09358「トウキョウソナタ」★★★★★★★☆☆☆

2009年03月14日 | 座布団シネマ:た行
東京に暮らす、ごく普通の家族がたどる崩壊から再生までの道のりを、家族のきずなをテーマに見つめ直した人間ドラマ。『回路』などで知られる黒沢清監督が、累積したうそや疑心暗鬼などにより、ありふれた家庭を壊していくさまを現代社会を映す鏡として描く。リストラを家族に言えない主人公を香川照之が好演するほか、小泉今日子、役所広司ら実力派が脇を固める。日本が直面している社会問題を、独特の緊迫感でサスペンスフルに描 . . . 本文を読む
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