喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

佐田岬のおいしい秋 被災地大谷中学校に届け

2013-10-19 | ブログ
 昨日、三崎中学校は三崎地域にあるガラン山でさつまいもの収穫をした。
そのことが今日10月19日の愛媛新聞にのった。



 この活動は、東日本大震災の被災地、気仙沼市立大谷中学校に地元特産のサツマイモ「紅あずま」を送るもの。
震災が発生した2011年から始め3回目。

 これまでの物語。

「2年前の平成23年3月11日に東日本大震災がおこりました。
震災直後、三崎中学校からは、毛布や義援金などといっしょに応援メッセージも送られました。
 
 それらは、宮城県気仙沼市の大谷(おおや)中学校に送られ、
今の中学3年生が入学してまもなく、お礼の手紙が届きました。
 被災地の様子を知り衝撃を受け、平和と勇気のシンボルである千羽鶴を送ろうという「折り鶴プロジェクト」が立ち上がりました。
休み時間などを利用して一日一羽運動を進めました。
学校ではいたるところで、それぞれの思いをこめて折り鶴を折る姿が見られました。

 そんな三崎中学校の活動を知った地域の人から、特産物のサツマイモをいっしょに収穫して被災地に送ろうという誘いがありました。
 そして10月下旬、全校で伽藍山体験農場へ行き、多くの大人の方々といっしょに収穫をしました。
横一列になり掘り残しがないように、傷つけないようにていねいに掘っていきました。
掘り出したときの喜びやそれを食べてもらえる楽しみを想像しながらの充実した活動となりました。
用意されていたコンテナは次々といっぱいになり、トラック1台分もの収穫をすることができました。
 
 11月中旬に三崎中学校文化祭がありました。
多くの人たちに被災地への支援を知ってもらうためと支援の協力をお願いするために昼休み企画コーナーを設けました。
 サツマイモを入れるためのビニール袋に応援メッセージを書いてもらったり、
サツマイモの送料のために販売を行いました。
 多くの人がつめかけ、支援の協力をしてくれました。

 そして文化祭後、サツマイモとビニール袋メッセージを、
大谷中学校とグランドに建てられた約190棟の仮設住宅へ送りました。
 
 12月、大谷中学校からお礼の手紙と復興させた田んぼから収穫された「大谷っ子米」が届けられ、
全校で感激して食べました。
「支援する」というカタチから「交流する」というカタチに変わってきたように感じます。
 
 今、三崎中学校で歌いつがれているサスケさんが作ってくれた「きみの笑顔に逢いたくて」という歌は、
これらの活動から生まれたものです。」


 このような活動や交流が昨年も行われ、今年は3回目のさつまいもプロジェクトとなる。
 ふるさとの大地で育ったおいしいさつまいもをていねいに掘り出し、
気仙沼市で前向きに生きている友達に食べてもらいたい。

                             岬人(はなんちゅう)
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