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喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

倉田茂先生(八幡浜高等学校)の贈る言葉 1

2010-04-10 | ブログ
 私が尊敬する八幡浜高等学校陸上部の倉田先生が、この春の陸上部卒業生に贈った言葉を紹介します。

 
「枠の中で光り、枠の外で輝け☆」
 
 人は人と共に生きて人である。
 家庭・学校は、子どもを枠の中に入れて、枠の中での生活やルールを習得させる場所である。
しかし、いつまでも枠の中で生活せよというのではなく、枠から外に出るため、
枠の外での生活をスムーズにする能力を向上させるために枠の中で生活するのである。
枠の中の環境で最低限必要なことは「安心」と「愛情」である。
安心は、安らぎと安全であり、愛情は存在の承認である。
安心がなければ不安であり、愛情がなければ不満である。

 枠の中の生活で大切なことは「優しさ」と「約束」である。
優しさが他人への思いやりであり、約束がルールの厳守である。
「枠の中の生活が厳しい」、「ルールがわずらわしい」と逃げだそうとするが、
よい習慣は強制的、威圧的であっても身につけなければならない。
 「躾(しつけ)は、お躾(しつけ)である」
 「よい習慣は、能力に優る」
 「よい性格は、才能を超える」
「強くなろう!」という部員同士の「約束」が部活動を充実させるのである。

 ルールは守るのではなく、ルールが自分を守ってくれる。
交通道徳や交通ルールが道路上での我々を守ってくれているのである。
またルールが人生を楽しくさせてくれる。
スポーツルールがスポーツを楽しくさせるように、社会のルールが人生を楽しくさせてくれるのである。

 基本的生活習慣、社会性、道徳心は、何よりも優先して身につけさせなければならない。
 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (三代目)
2010-04-11 01:21:21
家庭・学校は、子どもを枠の中に入れて、枠の中での生活やルールを習得させる場所である。
しかし、いつまでも枠の中で生活せよというのではなく、枠から外に出るため、
枠の外での生活をスムーズにする能力を向上させるために枠の中で生活するのである。
枠の中の環境で最低限必要なことは「安心」と「愛情」である。
安心は、安らぎと安全であり、愛情は存在の承認である。
安心がなければ不安であり、愛情がなければ不満である。


>↑本当に社会人になってつくづく守られていたなあと感じました。これは納得の言葉です。

学生の時は自分がいかに親に学校にまもられていたのかわからなかったのですが、大学に進学し社会人となり、自由ということは責任と義務はつきものであると感じました。守られてたな~としみじみ思います。今はすべて自己責任、だから後悔しない生き方、自分で考え決断する、行動する。誰かのせいにしない、責任転嫁しない。自分が源と思っています。


基本的生活習慣、社会性、道徳心は、何よりも優先して身につけさせなければならない。

>勉強やスポーツという表面的なものも大切ですが、やはり内面をみがくことが大切と思います。道徳心は本当に大切です。私自身も基本的生活習慣、社会性、道徳心を心がけて身につけなければと思わされました。いい話をありがとうございました。
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大人の役割 (岬人)
2010-04-12 19:51:33
 コメントのやりとりで、さらになかみが深まっていきます。

 大人の役割を、端的に言いあてられている言葉でもありますね。

 三崎中学校ソフトテニス部の子どもたちも、誠実に基本的生活習慣、社会性、道徳心を育んでいます。
 そんな時って、瞳がちがいますね。
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