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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

トロイ遺跡 (トルコ)

2014年05月01日 | 史跡探訪-トルコ編

【トルコ・トロイ】初期青銅器文明の紀元前3000年頃から造られ始めたトロイは、紀元前350年頃のローマ時代迄の間、火災や侵略によって消滅・再建を繰り返した9層からなる複雑な都市遺跡。
トロイは、エーゲ海北部のマルマラ海沿岸地方のビガ半島に位置し、エーゲ海交易の中心地として繁栄。
1873年、ドイツ人実業家・ハインリッヒ・シュリーマンが3年を費やして発見したが、考古学知識がないのに闇雲に掘ったため、幾つかの時代の遺跡が混ぜこぜになったり破壊された。
考古学的には、王妃ヘレネをめぐるギリシアとのトロイ戦争(紀元前1200年頃-10年間)があったのか、トロイ人とはどんな民族なのかまだ未解明とか。

「トロイの木馬」は小さい頃から知っていたので、期待しながら遺跡に着く....ガイドブック等でトロイ遺跡の紹介として必ず掲載されている木馬が目に飛び込んでくる。
気が遠くなる大昔に繁栄した実在した伝説の街・トロイ....城壁跡に沿うように回ったが、遺跡の規模は小さく、また、古代都市の遺構は殆ど跡形もなく崩壊していて、あっというまに見学が終わってしまった。
トロイ遺跡って「これだけ?」とつい口にしてしまったが、エフェソス都市遺跡の後の訪問なので余計そう感じたのかもしれないが、期待外れだったのは確かだ。
 
観光用に神話をもとに再現されたトロイの木馬

紀元前1900~1300年頃(トロイ戦争以前)と見られる石積みの塔と城壁、城門

堅牢そうな城壁
  
トロイ遺跡は初期青銅器文明の紀元前3000年~古代ローマ時代の紀元前334年まで9層からなる複雑な都市遺跡

メガロン式住居..石組土台の上に赤土レンガを積上げて構築

約4500年前の密閉構造の住居跡

遺跡は第1都市から9都市まで、9段重なった層になっている

トロイの遺跡の年代層を示す

第2都市(紀元前2600~2300年)時代に造られた傾斜路
 
大理石が敷き詰められていた傾斜路は第2都市の正面門に通じた/約4000年前の井戸..4mの深さがあった

第8~9都市の聖域..アレキサンダー大王時代に神に生贄を捧げる儀式を行った場所

生贄の祭壇(ギリシャ人統治の頃の物)

左奥の四角い建物は神殿

ローマ時代の野外劇場..第9都市(紀元前500~334年)」時代

野外劇場は音楽、演劇、会議に使用されていた

ローマ時代(第9都市)の文字が刻まれた柱が無造作に置かれている感じだ

ローマ時代(第9都市)の文字が刻まれた柱
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