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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

福善寺 (尾道)

2014年05月29日 | 寺社巡り-広島

【広島・尾道市】室町時代の天正元年(1573)、出家した行栄法印(但馬国の城主太田垣因幡守の孫甲斐守)が久保町に道場を開いて布教を始めたのが起こり。 宗派は真言宗で、本尊は阿弥陀如来像。
江戸時代の寛永七年(1630)、現在地の丹花の丘陵(境内は中世の山城「丹花城」跡)に寺を移し、本願寺直参の末寺「一家衆」に加えられ、旧九条関白家の菩提所格寺院となった。

狭い参道を進み石段の上に建つ山門に....彫刻が施された山門を見上げると梁の上に龍の彫刻があり、その眼はまるで生きているかのようだ。境内には中国禅寺のように鼓楼と鐘楼とがあり珍しいかも....しかし、それらの配置は中国禅寺とは逆だ。
裏山の墓地に城主の親子の墓と伝わる高さ約2.7mの2基の「石造五輪塔」(鎌倉時代後期)があるが、失念した。 鐘楼近くに枯れた松の根が置かれ「下のブラシで磨いてやって下さい」とあるが....磨く意味がわからなかったが、3か所を磨いてから寺を離れた。

狭い参道と奥に山門      山門は龍の彫り物が施された豪壮な入母屋造本瓦葺の四脚門

山門の見事な龍の彫り物..鋭い眼光から生きているかのようだ

山門の扉の透かし彫りのひとつ..鶴の彫刻は某航空会社のマークに酷似?

山門から眺めた境内..右から玄関、鼓楼、本堂そして鐘楼
 
入母屋造本瓦葺の本堂..「福善精舎」の額が掛る        雨受盤を支える天邪鬼が..

本堂は欅木で建築された紫宸殿造
 
奥は屋根は鼓楼か..手前に玄関、書院その右手に庫裏がある

本堂火災後、享保3年(1718)の再建時に上棟された鬼瓦

手水舎と本堂改築紀念碑

鷲の松..鷲が翼を広げたような姿から命名された
  
枝を広げた鷲の松は2本あったが1本は枯れたとか      三蔵閣

入母屋造本瓦葺の袴腰鐘楼..袴腰押縁のない鎧張下見板方式
  
組みものが素晴らしい袴腰鐘楼                   枯れた鷲の松の根か?

切妻造本瓦葺で妻入の庫裏..妻飾りは5つの蟇股が横に並ぶ
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