何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

鎌倉の石仏めぐり-(3)

2015年11月12日 | 石仏巡り

【神奈川・鎌倉市】先月、鎌倉の石仏を紹介した雑誌記事に釣られ、久し振りに初秋の鎌倉を訪問し石仏めぐりをした。 今回、約8年前に数日間かけて鎌倉寺社巡りを楽しんだときに撮った石仏写真を探し出し、アルバムの中で石仏めぐりをしてみた。 (写真:称名寺の石仏群)
刻まれた銘から石仏の多くは江戸時代に造立されたものであり、庶民のあいだで盛行をみせた観音様や地蔵尊への信仰を表したものが多い。 最近になって磨崖仏に興味を持ったが、その時以来、寺社境内にひっそりと佇む石仏たちにも関心がわくようになった気がする。

多聞院(天正七年(1579)創建)の石仏群...「多聞院」は本尊毘沙門天(多門天)が寺号の由来、「とげぬき地蔵」で知られる
 
多聞院石仏...青面金剛庚申塔(大きい2基は延宝八年(1680)と元文二年(1737)銘を確認)と石仏/石仏(左は延宝八年(1680)、手前二体は元禄七年(1694)銘を確認)
 
大長寺(天文十七年(1548)創建)の石仏...丸彫りの観音菩薩立像(左手に未開蓮、右手は与願印)

称名寺(承安五年(1175)創建)の石仏群...不動堂後方の三十六童子像
  
称名寺の石仏...三十六童子像後方に鎮座する大日如来/不動明王像/弁天堂前の地蔵尊像が刻まれた石碑
 
称名寺の石仏...陰陽瀧の滝壺の不動明王像/陰陽瀧近くの岩窟内の2体の不動明王像(1体は頭部が欠落)

長谷寺(天平八年(736)創建)の弁天窟内の石仏群
  
長谷寺の石仏...弁天窟内の弁財天像/弁天窟内の大黒天像/弁天窟内の船車童子像

厳島神社の石仏...三猿舟型庚申塔(阿弥陀三尊の種子を刻)寛文十年(1670)造立、右の庚申供養塔は寛政十年(1798)造立

安養院(北条政子建立の長楽寺が前身)の風化が激しい丸彫り石仏群
  
照寺(弘安初期(1280頃)創建)...合掌印の地蔵菩薩像(元禄十年(1697)造立)/光明寺(寛元元年(1243)創建)の石仏群..手前の観音菩薩立像は宝永元(1704)年造立/上行寺(正和二年(1313)創建)..直立する狐像(雌雄不詳?)

等覚寺(応永年間(1394~1428)創建)の石仏群
  
等覚寺の石仏...天和三年(1683)造立の阿弥陀如来像/元禄三年(1690)造立の阿弥陀如来像/地蔵菩薩立像

等覚寺の石仏...弥陀定印を結んだ阿弥陀如来像(右)(元禄十六年(1703)造立)、智拳印を結んだ大日如来像(左)(享保十八年(1733)造立)
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