何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

旧藤本家住宅-(3) (横浜)

2024年06月21日 | 史跡探訪-日本編

【横浜・鶴見区】かつては主屋南西に谷戸田が広がっていた。 昭和五十六年(1981)には谷戸田(水田)を菖蒲園として地域の人々に開放し、主屋と東屋は休憩施設として利用されていた。 丘陵から沸いた湧水(ハケ水)が主屋前庭の脇を東西に流れて現菖蒲田に流れ落ちている。 東屋は納屋を茶室として改修されたもの。

★主屋から芝生の庭を池の方に少し下ってから東屋に向かう。 丘陵の裾に、燦燦と陽を浴びている茅葺の東屋が樹林を背にして建つ。 東屋はもとは納屋だったのを茶室に改修したもので、中は座敷と土間から成り、左半分が座敷で杉皮葺の庇と南面に濡れ縁を設けている。 右半分は土間で囲炉裏があり、その周りに腰掛が設けられている。

△芝生の庭の西側に樹林を背にして建つ東屋....右奥は主屋

△池を見下ろすように建つ東屋は、納屋を茶室として改修された建物

△寄棟造茅葺の東屋....座敷と土間から成り、鉤形の杉皮葺の庇のところが座敷で南側に腰高明障子と濡れ縁がある

△西側から見た東屋の外観....雨戸が入ったところは窓で中に明障子....その左の壁に杉皮を張った突出部は下屋で室内に襖があるので押し入れだと思う

△腰高格子戸の出入口がある東側半分は土間で、中に囲炉裏がある

△腰高格子戸の出入口の上の杉皮を葺いた庇

△座敷南面の切目縁の濡れ縁と杉皮葺の庇/東面の外壁は、上が土壁で腰壁は杉皮を竹で押さえて張った造り(と思う)

△東屋の西半分の六畳敷きの座敷

△東側半分は囲炉裏がある土間

△土間に設けられた囲炉裏....囲炉裏の周りに腰掛が設けられている/囲炉裏の自在鉤と魚形の横木

△東屋の天井は化粧屋根裏天井

★東屋からは蓮の花が咲いている池と辺に建つ四阿が見える。 池には水面が見えないほどに蓮の花が咲き誇っている。 馬場花木園のHPによると、池の周りの水辺にはアヤメ、ショウブ、桜などの花も咲き、四季折々の花々と風情が楽しめるとある。 池に突き出た四阿に腰を下ろし、水面いっぱいに広がる蓮の花をしばし眺めながら和風庭園と古民家の風情を楽しんだ。

△東屋の南西側に広がる池....辺に池に突き出た四阿が建ち、池一面に蓮の花が咲いている

△池の辺にある巨石越しに眺めた蓮の花が咲く池と四阿

△池の東側に架かる八つ橋風橋(木道?)越しに眺めた東屋

△池に咲き誇る蓮の花々

△池に突き出て建つ宝形造鋼板葺の四阿

△休憩棟が建つ高い位置から眺めた池のほぼ全景

△園の南西端に建つ休憩棟(茶室)の中から眺めた蓮の咲く池....見通しはイマイチだ






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