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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

玄妙観 (中国)

2014年12月23日 | 史跡探訪-中国編

【中国・江蘇省・蘇州市】西晋代の咸寧年間(275~280年)に創建された道教寺院で、当初は真慶道院と呼ばれていた。 寺院は度々の戦火で焼かれては修復され、何度か名称も変わったが、元代初期の元貞元年(1295)に成宗の勅命により玄妙観と改称された。
寺院内の主殿である三清殿は、南宋代の淳熙六年(1179)に趙伯駒の設計により再建されたもので、現存する国内最大の南宋の木造建築。 また、三清殿は中国三大木造建築物のひとつで、内部には太清、玉清、上清の道教三清が安置されている。 
明代の洪武四年(1371)に道教の聖地として整えられ隆盛を極め、一時は建物の数が30を越えた。
清朝末期の太平天国年間(1851~1864)、戦火で多くの建物が焼失したが、創建当時の建物で現存するのは三清殿と山門だけで、他に観音堂、文昌殿など、宋、元、明、清各代の道教建築と文物が残る。

霊星門(牌坊と同じ造り)

山門..入母屋造瓦葺で身舎に裳階を設けた構造
  
山門前の獅子の狛犬/鹿と鶴が入った透かし彫りの窓/山門屋根の棟の龍の鯱と魔除けの像が鎮座
 
山門内に掛る「圓妙観」「威霊顯赫」の額/山門を守護する左右計6体の武人像

閉門寺の山門
 
山門から眺めた境内..境内は憩いの場で賑わっている

三清殿..宋代の建築様式で威厳を漂わせている
 
三清殿前の常香炉と放生池?/両側に露盤宝珠を乗せ裳階を付けた二重宝形造瓦葺のお堂が建つ
 
三清殿...山門と同じ入母屋造瓦葺で身舎に裳階を設けた構造

擬宝珠越しに眺めた三清殿(左)、寿星殿、観音殿、大昌大殿の遠景
 
三清殿前の境内に立つ亭                      亭
 
東脚門参道に面した大昌大殿への門と寿星殿(奥)      寿星殿..内陣に金色の神様像が鎮座

大昌大殿の境内..手前が大昌大殿,奥は観音殿

大昌大殿

観音殿
 
財神殿(左は雷尊殿の後方)                     この場所は?

財神殿

雷尊殿の入口の門..霊獣の狛犬が鎮座

山門の左側の通用門..「如意」とある(右の通用門には「吉祥」が)
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