
【神奈川・三浦市】江戸時代の元和九年(1623)、凶作で餓死した人を弔うため、澤村吉左衛門が運心上人を開山と仰いで建立した浄土宗の寺院。 当初は地蔵菩薩を本尊としていたが、後に阿弥陀如来を本尊とした。 境内の地蔵堂に鎮座する地蔵菩薩は、いつの頃からか「いぼとり地蔵」と呼ばれ、願掛けが行われるようになった。
寺号が刻まれた石碑を見ながら緩やかな坂を上ると、直ぐ右手に本堂がある。
本堂は入母屋造りだが少し変わった構造の屋根....また、向拝部に屋根があるが、単に民家風の引き戸になっているだけで参拝する所がなく、本堂の趣が感じられない。 そうこう思っている内に、本堂手前の参道脇に立つ地蔵堂の地蔵菩薩像を撮るのをスッカリ忘れた。

路傍に寺号を刻んだ石碑が立つ


南阿無陀仏が刻まれた石碑越しに眺めた本堂....切り通しのような先に建つ

本堂....入母屋造り(銅板葺?)で少し変わった構造の造り、普通の民家のようで境内に入り難かった

石仏には江戸時代の年号、寛文と宝暦とが刻まれている


境内の片隅に鎮座する墓石と石仏群 どなたの像だったか失念