よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

県人会の活動(2)/鹿児島の情報・話題(28)

2009-11-10 21:56:06 | 鹿児島の話題・情報

都市の県人会が曽於市に集結しました。

毎年秋に開催される曽於市の市民祭に帰郷している。

今年も11月7日(土)~8日(日)の2日間開催された曽於市市民祭に関東・東海・関西の3都市から曽於市の県人会の方々が帰郷され、市民祭を楽しみ、地元の方々との交流を図られた。

曽於市の市民祭は、2日間、曽於市の住民が生産や製作された野菜や製品の即売やプロの歌手を呼んでの歌謡ショーや地元の演芸や踊りなど、市民文化祭をも兼ねたもので、市民を含め、周辺からの買い物客や県外の出身者も集まる恒例のお祭りに発展している。

おもしろい点は、歌謡ショーは、曽於市に協力して出身者の方がプロモートしており、県外からの帰郷者は県人会が、これに併せてツアーを組んで帰郷し、各地の県外出身者とも郷里で会える各層の同窓会もこの市民祭に併せて計画されている点である。

帰郷の楽しみが二重、三重にも重なっている。身内同士の正月やお盆とは違う、友人や知人などとの出会いの楽しみだ。地元にすると、県外から帰郷され、秋の実りである生産物等をたっぷりお買い求めいただく機会でもある。

このような市民祭への県外出身者の参加が多くなると、郷里へのUターン等にも繋がる可能性があり、更に良しということになる。この点にも期待をしたい。 

かごしま企業家交流協会

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県人会組織(1)/鹿児島の話題・情報(27)

2009-11-09 22:56:27 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島の県人会組織は巨大パワーである。

関西だけでも約120組織が活動している。

関西地区には、鹿児島出身者が130万人いると言われております。この鹿児島出身者の県人会組織は、出身町や高校同窓会単位、更には関西の地域単位の県人会など120組織を超えています。

この活動は、毎年新年会で始まり、花見や定期総会など年数回開催されるというのが、通常の県人会活動です。

中でも、活発なのは、

美出身者の県人会で、関西に奄美独立国組織ができていると言っても過言ではなく、総会は11時頃から夕方まで、奄美の歌、踊り、総会、歌、踊りと延々と開催されます。その間、奄美出身のプロの歌手の出演、多くの来賓の挨拶など、大変なメニューです。私が県の大阪事務所勤務時に参加した奄美地区の県人会で、びっくりしたのは、淀川の河川敷を借りて、盛大な奄美地区別対抗の運動会でした。年寄りから、若者まで参加し、最後に闘牛(人間が入った張り子の牛)大会まである運動会で、ここは関西かと疑いたくなる雰囲気の県人会でした。

通常の県人会は、11時頃から30分程度の総会、3時間程度の交流会が一般的です。参加者は、100人から200人程度が多く、焼酎を飲みながらの意見交換、カラオケ、抽選会などがよくあるパターンです。鹿児島からも、地元市町村のトップが駆けつけられ、鹿児島弁が飛び交うというケースが多いです。

県人会に共通するのは、県人会を支える役員がどこも熱心だということです。しかも望郷というか、故郷への熱い思いが強いことなどがあげられます。

しかし、この県人会組織も役員を初め、会員が高齢化しており、近い将来には、メンバーの減少化など、課題も抱えているのは事実です。この関西の県人会との連携や活用策等を考えると、鹿児島県にとって、いろいろな県外での大きなパワーが期待されます。

かごしま企業家交流協会

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名産品の人気ランキング/鹿児島の話題・情報(26)

2009-11-06 09:07:39 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県は各都道府県の名産品を展示・販売する物産館の人気ランキングで全国第4位

北海道が圧倒的な首位、沖縄県は2位、宮崎県は3位と続く。

大手旅行会社JTBがインターネットを通じて9月に実施したアンケートの結果が新聞報道された。北海道が1位、沖縄県が2位。これは都市圏からの移住人気と符合しているようだ。

一番好き、または最も行きたい物産館(物産展を含む)やアンテナショップは、海産物や菓子などの名産品が多い北海道がダントツの602票で、有効回答数1,200票のほぼ半数を占めたとのこと。2位の沖縄県は191票。

九州では、完熟マンゴーや日向夏を引っさげて東国原知事のトップセールスで有名な宮崎県が61票で第3位、鹿児島県は30票で4位、後は5位が京都の24票と続く。

結果を見ると、北海道、沖縄県はやはりかという感じだ。

日本の北の広大で、どこまでも、どこまでも広がる平地で開放感溢れる緑の北海道、海と空の青さが地平線の彼方まで広がり、熱帯の自由世界の沖縄。どちらも若者を含め、誰もがあこがれるデスティネーションと言えるだろう。

その点、鹿児島は、食材の面では全国どこにも負けない数・魅力があるが、開放感、広々とした大地、自由な街というイメージ面では今一弱い感じがする。

そういう点では、どういうアピールをするのか、更なる工夫が望まれる。

かごしま企業家交流協会

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ガソリン車をEV車に改造する企業/関西・東海の企業(13)

2009-11-05 09:05:06 | 関西・東海地区での活動

電気自動車をEV車へ改造する新規事業に取り組む企業が登場

岐阜県各務原市に本社のある「(株)ゼロスポーツ」

今電気自動車への自動車メーカーの取り組みは、熾烈を極めているが、そういう中で、おもしろいというか、ニュービジネスが誕生している。

既存のガソリン車をEV車に改造する事業に取り組んでいる企業がある。標記のゼロスポーツだ。同社は日本郵政の事業会社の郵便集配業務に使われているガソリンで走る経貨物車2台をEV車に改造し、6月に納車したとのこと。

日本郵便では、東京都江東区と横浜市で実証実験をしてきており、更に集配車7台の改造をゼロスポーツに発注するとのこと。

ゼロスポーツ社は、おもしろいビジネスに目をつけたといえる。現在市場に投入されているEVは乗用車タイプだけ。環境対応を進めるには集配車両をEVに切り替えることが急務だが、軽貨物車のEVを開発しているメーカーがない。日本郵政が抱える車両数は、2万1千台、営業者千台で、集配車が約2万台、それだけにニーズは高い。

もともとゼロスポーツはガソリン車を改造するためのアフターパーツの開発や販売を手がけてきており、2000年以降、独自にEV車を開発・販売してきたとのこと。この点が日本郵政に評価され、発注を受けたとのこと。更に、同社のこのような動きに着目した新日本石油が2億を出資し、中島社長に次ぐ大株主になったとのこと。

企業も常にアイディアとアンテナを立て、技術応用の情報収集等に努力しておけば、隙間ビジネスというか、ニュービジネスの芽はあちこちにあるのではないだろうか。ゼロスポーツのビジネスは、日本郵政の集配車両だけではなく、地方の農業用など他の軽自動車利用分野への波及効果が期待される。

そういう意味では、鹿児島の企業にも大いに参考になる情報ではないだろうか。

かごしま企業家交流協会

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日本電産、利益率倍増に挑戦中/どうなる日本経済(21)

2009-11-04 09:04:14 | どうなる日本経済

日本電算が常識破りの利益率2倍に挑戦中。

永守社長、収益構造を抜本的に変えることを決意して実行中とのこと。

幾多の不振企業を買収し、再生してきたことで有名な永守重信社長が率いる日本電産も、昨年のリーマンショック後は、平均で売上げが半分になってしまい、このままでは会社がつぶれるとの危機感を持ち、収益構造を抜本的に変えることを決意し、従来型の改善ではなく、明治維新のようにな改革に挑戦中とのこと。

ダブル・プロフィツト・レシオ(WPR)と呼ぶ全社プロジェクトは、売上高がピーク時(08.7~9月)の半分になっても収支トントン、75%に回復すれば同じ営業利益率、100%回復すれば利益率が2倍になるという、いわゆる生産性を2倍にするということ。これは必ず達成するという目標だそうだ。

生産性を2倍にするには、1人4台の機械を扱っていたのを、8台にということ。そうすれば人間は半分ですむ。2倍に増やすためには、発想を根本から変える必要がある。そうすると一部の手作業を金をかけずに自動化するための知恵を絞る。ラインを作りやすいように製品設計変える。工程数を減らすために、部品点数を減らす。

設計段階でも、品質を落とさずに日本製から部材を一気に中国製に切り替えることも考える。減らしたラインの人数を、人を切らないために、外注から内製化し使う。

次々に改善策が出てきているそうだ。社員には、利益率を2倍にして基本給を増やす。こう明言するとみんなついてくる。こういうことらしい。

やはりトップ企業のやることは凄い。脱常識で利益率2倍にする。

儲かる術がわかっているというよりも、ピンチをチャンスに変える術を知っていると言うことなのかも知れない。

かごしま企業家交流協会

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温泉は「やっぱいかごっま」/コーヒーブレイク(銭湯)

2009-11-03 13:56:55 | コーヒーブレイク・・・

週1回の温泉通いが私の楽しみであり、健康の源です。

テニスでたっぷりと汗をかき、そして温泉、だれやめ、これが定番です。

私の趣味はテニスです。毎週土曜日、県庁職員(OBも含む)仲間で、午前中の3時間。たっぷりとテニスで汗をかきます。週一ですが、真夏でも、真冬でもたっぷりと体を動かので、汗をかきます。これが健康には最高です。

何と言ってもその後、温泉にゆっくりと入る。これは何よりも最高の恵みです。鹿児島県は、全国でも有数の温泉地帯で、源泉数では全国第2位。鹿児島市内だけでも280ほどの源泉があり、県庁所在地温泉数では全国一位。鹿児島市の銭湯と呼ばれる公衆浴場はほとんどが温泉です。市内だけでも温泉銭湯が60カ所。至る所にあります。しかも、温泉はわずか360円で入れる。10枚チケットだと1回330円に、プラス1枚が付いている。更にお得です。飲泉も可能です。

どうだ!まいったか。と言いたいですね。

私は、テニスは市内の小野公園のテニスコート、温泉は「お乃湯」です。レストランはないですが、岩盤浴、家族湯、露天風呂ありの中規模レベルの温泉で、家から車で5,6分の所にあり、便利です。

このような生活ができるのが、自然に恵まれた鹿児島の魅力だと思います。第二に人生は鹿児島でいかがですか!。

かごしま企業家交流協会

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関西地区の企業訪問/関西…東海地区での活動(12)

2009-11-02 09:03:03 | 関西・東海地区での活動

市町村職員一行と関西の企業2社を訪問し、誘致活動を行ってきました。

中小企業と大企業、それぞれ生き残るための厳しい開発・生産活動を体感しました。

先月28日、県内の工業団地等を有する市町村の企業誘致担当課長さん方21名で東大阪市と摂津市の企業2社を訪問し、生産現場の見学、そして意見交換等を通じて、鹿児島への誘致活動を行ってきました。

最初に訪問した東大阪市の(株)伊藤製作所(設計から金型製作、量産まで一貫して行う)の伊藤社長の話には、現在自動車・電子関連企業が不況に喘いでいる中で、その経営方針には、なるほどと頷く説得力のあるものでした。

・まず地方への進出は、メーカーがいかないといかない。 

・行く場合は、メーカーが行った県の隣の県へ進出する。(人材確保の関係)。もし今行く場合は地方ではなく海外にでて行く。

・ただ、今関西でもリースで100円(㎡当たり)の所もある。

・当社は、関西でも寝屋川市から東大阪市に進出してきた。理由は、近くに頼めるいろんな加工屋があり、自社でできない部門の仕事が何でも発注できる。 

・仕事は、4月は40-60%ダウン。8月から90%、9月から回復した。        

・海外は立ち直った。中国・インド、ハンガリーなど。日本はもう伸びない。残る工場は技術工場のみだろう。海外で金型プレスはできても、それ以降はできない。ややこしい技術のみが残る。                                           

・当社は経営革新をやっている。技術を高めないといけない。エンジン車からモータ車になると、部品も3万点から1万点に減る。7割の工場はいらなくなる。量産型はいらなくなる。生産性を上げる。技術力を上げる必要がある。

等など。今関西の中小企業の置かれた実体、更に生き延びていくために何をなすべきかをざっくばらんに話して戴き、とても参考になりました。

かごしま企業家交流協会

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