よかど!鹿児島

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県人会組織(1)/鹿児島の話題・情報(27)

2009-11-09 22:56:27 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島の県人会組織は巨大パワーである。

関西だけでも約120組織が活動している。

関西地区には、鹿児島出身者が130万人いると言われております。この鹿児島出身者の県人会組織は、出身町や高校同窓会単位、更には関西の地域単位の県人会など120組織を超えています。

この活動は、毎年新年会で始まり、花見や定期総会など年数回開催されるというのが、通常の県人会活動です。

中でも、活発なのは、

美出身者の県人会で、関西に奄美独立国組織ができていると言っても過言ではなく、総会は11時頃から夕方まで、奄美の歌、踊り、総会、歌、踊りと延々と開催されます。その間、奄美出身のプロの歌手の出演、多くの来賓の挨拶など、大変なメニューです。私が県の大阪事務所勤務時に参加した奄美地区の県人会で、びっくりしたのは、淀川の河川敷を借りて、盛大な奄美地区別対抗の運動会でした。年寄りから、若者まで参加し、最後に闘牛(人間が入った張り子の牛)大会まである運動会で、ここは関西かと疑いたくなる雰囲気の県人会でした。

通常の県人会は、11時頃から30分程度の総会、3時間程度の交流会が一般的です。参加者は、100人から200人程度が多く、焼酎を飲みながらの意見交換、カラオケ、抽選会などがよくあるパターンです。鹿児島からも、地元市町村のトップが駆けつけられ、鹿児島弁が飛び交うというケースが多いです。

県人会に共通するのは、県人会を支える役員がどこも熱心だということです。しかも望郷というか、故郷への熱い思いが強いことなどがあげられます。

しかし、この県人会組織も役員を初め、会員が高齢化しており、近い将来には、メンバーの減少化など、課題も抱えているのは事実です。この関西の県人会との連携や活用策等を考えると、鹿児島県にとって、いろいろな県外での大きなパワーが期待されます。

かごしま企業家交流協会

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