リーマン・ブラザーズ破綻から1年になろうとする。
本当に景気は底入れしたのだろうか。
総選挙で民主党が予想通り圧勝し、議員達の暑い夏が終わった。
日経平均株価は1万円台を維持、米ダウ平均も9,000ドル台を回復した現在、株式市場に「最悪期は脱した」、政府見解も「景気は底入れ」と言われているが。実体経済面では、まだまだ。二番底があるなど、いろいろな意見が飛び交う。
この回復が本物なのだろうか。この1点が問われている。
世界の主要国が実施した230兆円にも及ぶ財政刺激策の結果、世界経済は微妙な小康状態を保っているだけで、米国、欧州、アジアには、未だ安心できない火種がくすぶっており、それが再び火を噴く時、世界経済は再び底割れするとの不安が強い。
日本では、あの激動のリーマンショックからちょうど1年のこの時期に、政権交代という大きな節目を迎えた。実体経済は、まだまだ楽観を許さない状況である。
この不安定な、見通しのきかない経済状況を、何とか安定化させるために、継続的な経済対策、更に、できるだけ今後の経済見通しについての情報提供を強く望みたい。
かごしま企業家交流協会
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