今年度第２回講演会/関西・東海での活動（１４－５）

演題「環境エネルギーが巻き起こす第二次産業革命」の講演（５）

リチウムイオン電池の膨大な投資が始まる。

（株）産業タイムズ社　泉谷編集局長の講演記録です。

次に、リチウムイオン電池について話します。

皆さんデジカメなんかで使ってますよね。モバイル系が皆入っていますよね。 これからは車載に使われていきます。これまた膨大な投資が始まります。これを追っかけるのは大変です。内の記者はもうへとへとになっています。

どれ位市場が今あるかというと、８，０００億位だ。２年後に１兆５，０００億位になる。４～５年後には、２兆５，０００億位になる。何を言いたいかというと、世間がワーワィ騒いでいるフラッシュメモリーですが、東芝やサムスンがどうした？と騒いでいるが、たったの１兆４、０００億位の市場だ。あんなもんどうでもいい市場ですよ。リチウムイオン電池が遥かに大きい。一番いいことは、リチウムイオン電池の世界マーケットシェアの８０％は日本が押さえている。どうでもいいもうメモリーなんかは、残念ながら伸びない。関係者がいたらごめんなさい。

東芝で伸びるのは、四日市工場ではない。金沢にある加賀東芝エレクトロニクス工場です。パワーデバイスを作っている。パワー半導体。ここが一番伸びるのですよ。見ててください。３年後には、四日市よりも加賀工場への投資が大きくなる。この前行ってきたが、新工場を造っている。新聞には書いてないが、８００億ですよ。土地をどうするかと言ったら石川県がうるさくて、３０万㎡あるから使え、使えと言っているが、他にでるよと言っていた。

リチウムイオン電池の材料と言うのがあるが、作るためには正極材、電極、セパレーター、電解液と言うのがあるが、世界の８０％のシェアは日本が持っている。セパレーターは旭化成がトップ、新工場を宮崎の日向に造っている。１００億位注ぎ込んでいる。電解液、これも造るでしょう宇部興産が新工場を、正極材は日立化成など・・・。その他色々今調べている。今度当社で「週刊環境エネルギー」と言う雑誌を出す。週刊マガジンだ。毎週、毎週１３テーマを追いかける。全部設備投資だ。１月２６日創刊する。

いやぁ！いろいろな企業が新たな設備投資へのチャレンジを計画しているのですね。マスコミでは、不況、不況で、悪い話ばかりが大きく取り上げられるけど、こういう企業もあると言うことだと思う。企業誘致を手がける者としては、このような動きの情報。さらにその動きを見据えた誘致活動が大事だと思う。

まだまだ泉谷編集局長の講演は続きます。

かごしま企業家交流協会

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