米国の巨星「GM」ついに破産申請
今後日本への影響はどうなるのか。
今日、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、ついに連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)適用をニューヨークの連邦破産裁判所に申請した。
3月末時点の負債総額は1728億ドル(約16兆4000億円)。総資産は822億ドル(約7兆8000億円)で、米メディアによると、米製造業最大の倒産だそうだ。過去の米企業破綻では、昨年9月の証券大手リーマン・ブラザーズなどに次いで、3番目の大きさとなっている。
米政府は景気や金融市場への影響を最小限に抑えるため、301億ドル(約2兆9000億円)の追加融資を実施し、最長でも3カ月の破産手続きを経て誕生する「新生GM」を実質国有化し、スピード再建を実現する方針だそうだ。
米国では、1カ月余りでビッグスリーのうち2社が倒れる異常事態だが、4月破綻のクライスラーは早くも破産手続きをほぼ完了しているとのこと。
オバマ大統領はやがて、日本時間2日未明にホワイトハウスで演説し、クライスラー同様、GMの経営立て直しにも強い自信を表明する見通しだそうだ。
今後GMは、主要債権者ら利害関係者から事前に同意を得た再建策を実行に移していく予定で、米政府が60%、カナダ政府などが12%の普通株を保有する「新生GM」が、旧GMから「シボレー」「キャデラック」などの優良ブランドを継承して競争力回復を急ぐとのこと。
今後、このGMの破綻が、日本の自動車メーカーや部品製造企業へどのような影響を与え、また、新生GMがどのように再生していくのか、日本にとっても注目される。
かごしま企業家交流協会
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