豚の血管から健康補助食品
鹿児島の企業2社が商品化
豚の血管から健康補助食品とは、ちょっとビックリしますが、九州工業大学(福岡市)の技術を鹿児島市の企業が活用して商品化したとのこと。
鹿児島といえば、黒豚で有名ですが、この今まで廃棄処分していた豚の血管に付加価値を付けて、商品化したもので、豚の大動脈から高純度のタンパク質の一種「エラスチン」を抽出し、これに種子島産の紫イモパウダーなどを配合して商品化したものだそうだ。
今月20日に、同大の前田衣織準教授と、鹿児島市の健康食品メーカーの「トーシン」の鎌田輝男社長、開発・販売会社のマトリックス研究所の赤崎宣幸社長らが鹿児島県庁でプレス発表した。
エラチンとは、聞き慣れない言葉だが、ゴムのように伸縮するタンパク質で、血管や肺、靱帯などに含まれ、不足すると関節痛、動脈硬化、皮膚のたるみの原因になるとされてるもので、美容や医療分野で近年、注目されているという。
前田準教授がアルカリ処理で、高純度分解する技術を開発し、特許を取得したもので、この特許の独占使用権をトーシンが得て、豚の大動脈からエラスチンパウダーを精製。
これをマトリックス研究所が、コラーゲンや紫イモパウダーなどと配合した健康補助食品として開発・販売するものだそうだ。
どの程度市場に受け入れられるかわからないが、この発想というか、開発は、今後、鹿児島の中小企業の先進事例として非常に注目されるのではないだろうか。
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