日の丸液晶企業
「始まったシャープの解体」の真意
「 再び経営難に陥ったシャープに主力の液晶事業を分社化する構想が浮上している。」と、日経ビジネスの4月13日号に記載された記事は、衝撃と言えば衝撃だが。これまでも専門誌等で何回かささやかれたことだ。
最近でいれば、昨年の複写器部門の解体や液晶部門のJDIへの合流など、シャープの話題は尽きない。
今回の記事は、
「指揮を執るのは産業革新機構で、背後には経済産業省の思惑も見え隠れする。現体制の発足から1年9カ月。自力再建の持ち時間は尽き、金融機関による「解体」が始まろうとしている。」との記事だ。
おそらく、危機感を抱いた経産省が、産業革新機構からの出資ということで、シャープへの指導力を強め、目指しているのは、液晶部門のJDIへの合流ではないだろうか。
シャープとしては、昨年1回合流を断ったいきさつは報道されているが、ここまで来れば背に腹は代えられないのではないだろうか。
いずれにしても、シャープ倒産という業界に、世界に与える衝動的なことは避け、自然解体という方法が進められている様な気もする。
いずれにしても、シャープにノコされた生き残りの選択肢は少ないといわれる。これからこの動向に目が話せない。
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