信念を持って研究を続ける研究者
その研究者を支える経営者の胆力
10月の日経ビジネスの特集のテーマは「技術」日本にとって期待の新技術100選が掲載されており、興味深い。
今、日本では6重苦が言われ不透明な経営環境が続く中、目先の利益を生まない研究開発テーマに投資続けるのは容易ではないと思うが、しかし、四半期決算の最大化に過度に執着する企業からは、「イノベーション」は生まれないと言われる。
企業価値を向上させた日本人経営者を探すという企画で、上位に来た企業は、武田薬品工業、キャノンなどのトップであり、この人達に共通していたのは、「1円のコストダウンにこだわる一方で、長期にわたって研究開発をつづけようとする姿勢」だそうだ。
会社にとって、何が競争力かを知り抜き、そこに継続的に投資するために財務体質の改善に執念を燃やしていたとのこと。
今、新興国の技術がすざましい勢いで向上してきている中で、日本の技術の価値が問われているが、堀場製作所の堀場 雅夫最高顧問の「自分の信念に基づき、本物の技術さえ磨き続けていれば、いつかは必要とされる。」という言葉が、研究者だけでなく、日本の企業経営者にも向けられた言葉ではないだろうか。
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