爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

買い物の今昔

2022年05月10日 | 日記
小学生の頃、休みになると呉服店だつた母の実家で過ごすことが多かった。絶え間ない馴染みの客で繁盛していた。世間話をしながら時間をかけて買い物を楽しんでいたのを覚えている。

同じ町内には、記憶にあるだけでも、薬屋、お菓子屋、八百屋、魚屋、醤油屋、お茶屋、床屋があって人通りは多かった。入店すると、「いらっしゃい、毎度どうも、おおきに」、と挨拶を受ける。

客は、オマケと言うサービスを受け、現在のポイントカードである。大型店での買い物になってからは、物置から必要なもの探して持ってくるようなもので、入店から退店まで無言で終わる。

更に、コロナ禍によって店内の場内放送で、マスクの着用、客同士の会話、従業員との会話の禁止、買い物時間の短縮を呼びかけられている。昔のような買い物の楽しみ方は無くなった。

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