英語と子育て

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記憶のメカニズム

2016-04-03 | 脳の働きと教育
試験勉強をする時、あなたは朝型ですか? それとも夜型? 一夜漬けは得意ですか?

私が高校生の頃の勉強というのは、だいたい夜遅くまでやっていましたから「夜型」だったと思いますが、寝ると覚えたことを忘れてしまうんじゃないかと思って、ずっと起きていて(俗に言う徹夜)、結局ふらふらになった失敗経験があります。

ですから、大学受験が近づくとともに「朝方」に切り替えた覚えがあります。

今はそんな勉強法なんてできるどころか、日々「忘却」と戦っていて、さっきまでやろうと思っていたことが、誰かに声をかけられ、応対しているうちに、やらなくてはいけないことをすっかり忘れてしまっている、ということは日常茶飯事 

それどころか、物をどこに置いたか、という記憶までなくなるのですから、情けないことしきりです。

一般的に脳の記憶のピークは18-20歳と聞いたことがありますが、それくらいの子供たちを見ていると、本当によく覚えてるので、この話には納得します。

さて、その「記憶」~脳の「海馬」というところで情報整理がされています。

実は私は大学院で言語習得のメカニズムを学んでから、カリフラワーをみると、脳を思い出すほど、脳の話が好きなので、今回読んだ「受験脳の作り方」の著者、池谷裕二さんの著書にはいつもワクワクします。



「海馬」がベストセラーになって、人間の脳のメカニズムがよりわかりやすくなりましたが、今回の「受験脳」の話には、びっくりぽん。

もっと早く知っとけばよかった!という事実が満載でした。

一番びっくりしたのは、

「人間は睡眠をとっている間に海馬が、記憶した情報を整理している」というくだり。

どういうことかというと、暗記をした後、睡眠をとることによって、記憶が定着するということです。

ということはですよ

一夜漬けはなんの役にもたたないということです 

「大事なことはしっかり寝て、海馬の活躍に期待すること」
「覚えたら忘れないうちに寝る」

なんですって

そのほかにも「感動的学習法」とか「ライオン法」とか興味深い記憶方法が説明されていて、これから覚える時はこの方法を使おう!と思っています。

受験生じゃなくても、知って得する情報いっぱいの一冊でした 

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