車椅子
白髪の老人が車椅子を押している。乗っているのは主人よりも、もっと老けた感じの老人。多分奥さんだろう。旦那は一眼レフ高級カメラを首からかけている。多分夫婦揃っての紅葉見物だろう。
人生の黄昏よりは、陽が落ちる寸前に見えた。やがて陽は暮れて、くら闇になるだろう。少なくとも外見上はこのように見えた。
しかし人生と言うものは、わからないもので、特に人の生死については誰もわからない。こういう傍観者の僕が先に幕を閉じることがあるかもしれない。
しかしこんなことを考えながら日々はおくれない。
「明日は明日の風が吹く。」そう思って今日いちにちを無事に生活をすることができるように祈ることかな
白髪の老人が車椅子を押している。乗っているのは主人よりも、もっと老けた感じの老人。多分奥さんだろう。旦那は一眼レフ高級カメラを首からかけている。多分夫婦揃っての紅葉見物だろう。
人生の黄昏よりは、陽が落ちる寸前に見えた。やがて陽は暮れて、くら闇になるだろう。少なくとも外見上はこのように見えた。
しかし人生と言うものは、わからないもので、特に人の生死については誰もわからない。こういう傍観者の僕が先に幕を閉じることがあるかもしれない。
しかしこんなことを考えながら日々はおくれない。
「明日は明日の風が吹く。」そう思って今日いちにちを無事に生活をすることができるように祈ることかな