日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

原発のコストは安いのか

2011年08月21日 | Weblog
原発のコストは安いのか

誰が作ったのかしらないが、一番高く付くのは自然エネルギーの発電コストで、一番安いのが原子力発電だと表示されてきた。この計算は原子炉が事故起こさないで、正常に運転した場合のコストだろう。

今回の福島事故を見ると、原子力発電正常コストの上に、事故処理費が加わってくる。そして今後何十年間にわたり発生する費用で、想像も付かない費用も加わってくる。

現に発生している費用だけでも2,30兆円だといわれているから、第一次処理がおわっても、永年に渡って発生する処理費用を加えてみると、原子力発電コストは現在表示されている最も安価な数字の十倍そこらでは、とても収まるものではない。とすれば原子力発電コストが最も安なんて、全くのでたらめである。自然エネルギー発電コストがどれほど割安か。

だのに、まだ原子力発電に力を入れようとする経済界の連中がいる。いずれも日本を代表するトップ企業で、国の経済のリーダー的役割を果たしている連中である。君たちに聞きたい。会社の決算の黒字が大切か。それとも日本国土の保全の方が大切か。

君らは日本国土を滅ぼす気か。事故後半年も経っても放射能処理のめどさえ立っていないではないか。今後どう処理すればいいのか、その方途さえ不明のままじゃないか。
原発を動かさないで、(現在半分以上が停止している)もいろいろな工夫でしのげているではないか。電力の恩恵を受けている全員が節電を心がければ、何とかしのげる話じゃないか。今のうちに原子力代替エネルギーの方途や発電送電の分離、地産地消システムの検討をして、将来に備える方途を考えるがよい。

こういう事を経験して、なをヤラセを画策して世論を原発に誘導しようとする人間は国賊に値する。何としても我が祖国日本の国土を守りぬかねばならない。