日々雑感

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泊原発再開

2011年08月17日 | Weblog
泊原発再開

今までの安全規則に則って、北海道知事は泊原発の再開を許可した。
定期検査がすんだ原発は稼働していかなければ、何のための原発かとも思うが、今回の福島事故の被害の大きさを見て、泊でも事故が起こったらと杞憂する。

僕が希望したのは、最低限度、福島事故の原因を検証した結果によって、再開の当否を判断してほしかった。まだ検証報告を出ていない時点で、こう言う要求をすることは、非現実的かもしれないが、従来の安全基準は見直されて、改善されるであろうから、少しは気が休まるだろうと思ったのだ。

現在言われているストレステストの中味は、専門家でない僕が判るはずもないが、電力不足という大義名分に押されて、足下の安全性をケイシするようなことだけは避けてほしかった。

原発を即やめると言うことは、非現実的である。だからといって今まで通りのやり方で運営されても困る。次に似たような事故を起こったら、日本は放射能汚染で国土を失うという、とてつもない状況が生じる。これは何を持ってしても防がねばならない。それは現実には大震災によって発生した原子力事故から、現実的な教訓を得てから再開するというのが、順当に思えるからである。

泊原発は再開の調整期間を十分に取ってると言うが、原発を守るための特別な手立ては何もしてないように思う。例えば津波対策は、低温冷却は?電源確保は?
特に対策が講じられたという報道も目にとまらないから、対策が不十分じゃないのか、と心配が先走る。僕が知事ならいくら国の要請があろうとも、再開は許可しなかっただろう。