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味噌汁の味

味噌汁＝曲
おつゆのだし＋味噌汁の具＝詞

味噌汁を飲む。得もいえぬ鰹だし、昆布だし、いりこだしが口中に広がる雨
そうしている内に、大根や、ネギや豆腐や、わかめや、あぶらげなどを食べる。

始めに具を食べてそのうまさを味わってから汁を飲むことはまずない。

人はまず曲を聴く。良いなーと思ったら詞を覚える。曲と詞がうまく溶け込んだものは上等の味噌汁である

若さ

若さ

女の若さは身体で表現される。 １４，１５，１６，才とつぼみから花へと変わる頃が一番美しい。
３０を過ぎると散る花の如く、急速に容姿は衰え、昔の美人としてお蔵入りする。
ふっくらと盛り上がった乳房、むっちりと肉付の良い尻。カモシカの足、はち切れる若さふきだしている顔、皮膚の艶、それらは異性のみならず同性さえもうっとりさせる。

ところが男の若さは肉体の美しさもさることながら、精神的なものにある。
時をおいても、童心を失わず夢を追いかけているトッチャン坊や。
金欲、地意欲、支配欲等に夢をつないで、時空を越えて、駆け巡る男達は、姿そのものが若さである。
従って男の若さのほうが、長続きする。
女の美しさは肉体だけで、精神の方には眼がむかない 。が、男の美しさはむしろ精神的な方にあるようだ。

こう書いたが、これは実に薄っぺらな観察で、男女真実の中味は表面的なものだけでは判別出来ない 。