日々雑感

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地に足をつけて考えよ

2008年05月12日 | Weblog
    地に足をつけて考えよ

だいぶ前の話。
 堀江や村上は最初に金が万能という印象を与えた。彼等は価値の創造なんていうが、日本国家の存立基盤は3次産業にはあり得ない。それは歴史が示すところであり、工業のものつくりこそが実業だ。日本ではこれ(加工工業)なくして存立も発展もあり得ない。

嘘だと思ったら日本人の頭脳と欧米人のそれと比べてみるがいい。グローバル化などと先進気分でいるが、これは完全に乗せられている姿。もしこれを開国になぞらえるなら、勝さんや西郷さんが出てこないと、今の日本では無理な話だ。今時日本にこんな人材が輩出しているか、答えは一目瞭然だ。

ウオールストリートで勝った日本人がいただろうか。長銀の例を見ればわかるように、ハゲタカと呼ばれる欧米の頭脳にはどうしても勝てないのが現状だ。こういう面では日本は発展途上国だ。

国富はものつくりで勝負。これは世界に冠たる日本の実情であり、誇りである。また国家存立の基盤でもある。こういう次元から眺めてみると、(話を戻すと)こういう日本の現状は欧米では笑いぐさにすぎない。上っ面なマスコミに振り回されることなく、日本本来のあり方を再検討して再認識してみたらどうだろう。ハゲタカに食い荒らされないようにするにはどうしたらよいか。

与党が会社法を延期したのは当然だし、こんなお粗末なリーダーがやっと気がついてあわてている姿は欧米人にはどう映っているか。フジテレビ堀江の勝負を日本人はこれをおもしろおかしい勝負と見て、おもしろがっているが、欧米人は果たして、これを勝負としてみているだろうか。彼らは日本人とその政治経済の強さ弱さを改めてチエックしたことだろう。

グローバルスタンダードといっても、まず国益最優先。歴史も発展過程も異なる先進国(というのも問題があるが)の仲間入りはまだ早い。そのための条件整備を始めることから始めないと、一足飛びにやるとけがをするのがオチだと思うが。